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大陸の妖精
激突!カルディア大聖堂
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昔、マカロフが言った言葉が頭をよぎる



『ジジィ・・・どの口が言ってやがんだ・・・? ア?』


暴力的な言葉をぶつけるラクサス



『オレは ガキの頃からアンタの孫≠チてだけで周りから色メガネで見られてんだぞ!!何をやってもマカロフの孫だから、フェアリーテイルのマスターの孫だからと正当な評価はもらえねえ!!!』


怒りまかせにマカロフを怒鳴りつけるラクサス


それを黙って聞いていたマカロフは頬を数回掻き、困ったように呟く



『そりゃあ おまえ、気の持ちようじゃろう・・・世の中に正当な評価を得てる者などはたしているものか・・・』


『ただでさえ居心地悪ィってのに、さらにあんな恥≠ゥかせやがって』


『それは・・・』


『アンタには情ってものがねえのかよ』


ラクサスから視線を外し、ため息をつくマカロフ



『・・・・・』


『なんで親父を破門にしやがったァ!!!!』


自分の父親がギルドから破門され、ラクサスは怒りを露わにしていた


するとマカロフは少し考えた後言った



『・・・奴はギルドに害をもたらす』


『確かにバカな事ばっかやってる奴だがな、それでもあんたの息子だろ!!!!家族だろ!!!!』


『たとえ家族であっても仲間の命をおびやかす者は同じギルドにおいてはおけん、先代もそうやってギルドを守ってきた、それがフェアリーテイルじゃ』


真剣な様子で答えるマカロフにラクサスはさらに怒鳴る



『だったらオレもクビにするのかヨ?そしたらオレは親父の立ち上げたギルドに入ってアンタを潰す』


『ギルドを立ち上げた? 』


ラクサスの言葉にマカロフは小さい反応を見せる



『お・・おまえ、奴が今どこにいるのか知っておるのか?』


『興味もないくせに・・・今さらしらじらしい』


そう言うとラクサスはマカロフに背を向けて、部屋の外へと向かう


それを引き留めるかのように、マカロフが声を上げる



『ま・・待て!!奴はこのフェアリーテイルの不利益になる情報を持ったまま ここを出た!!!!見つけ出さねばフェアリーテイルが危ないんじゃ!!!!』


『自分で追い出しておいてよく言う・・・』


『ラクサス!!』


『オレはいずれアンタを超える、親父の為じゃねえ、オレがオレである為に・・・』


そして振り返ったラクサスがマカロフを睨みつけ言う




『一人の男である為にだ』
















【神鳴殿 発動まであと6分】


「降参する気はねえってか・・
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