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大陸の妖精
サタン降臨
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な文字をアルトに刻むフリード



「うがぁああぁあああ!!!!」


まるでこれ以上ない恐怖を味わったかのように絶叫するアルト



「そんな・・・アルト!!」


その光景を見ていたミラがアルトの名を叫ぶ



「ぐあぁああがぁああぁぁあ!!!」


「(私のせいで・・・私を庇ったせいで・・・)」


頭を抱え、涙を流し続けるミラ



「闇の文字(エクリテュール)苦しみ=I!!」


「お願いフリード!!!何でもするからもう助けて!!!」


フリードに向かってそう叫ぶが、攻撃の手は休まらない


それどころか徐々に強さを増していた



「闇の文字(エクリテュール)痛み∞痛み∞痛み∞痛み∞痛み∞痛み=I!!!」


「がぁああああぁああぁぁあ!!!!」


アルトの体中から凄まじい破壊音が響く


あまりの激痛に身動き一つとれず、アルトはただただフリードの攻撃を食らい続ける


その光景から目を逸らすかのように、目を閉じて頭を抱えてるミラ


大粒の涙を流しながら叫んだ




「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」


「いやぁーーーーーっ!!!」


アルトの絶叫と共鳴するかのようにミラの悲痛な叫びが響く



「闇の文字(エクリテュール)・・・」


「はぁ・・・はぁ・・・」


かろうじて意識を保っていたアルト


しかし、次の攻撃を避ける事は出来そうにない



「やめてぇーーーーーっ!!!!」


ミラの叫びが一帯に響く


しかしフリードはミラの叫びなど聞かず、凄まじい輝きを放ったレイピアを構えた




「死滅=v


その言葉を聞いた瞬間、ミラの表情が変わった






(死・・・!!?)


綺麗な瞳を見開き、半ば放心状態に陥る


その最中、ミラの脳裏に焼き付く悲しい記憶≠ェ甦る




『ミラ・・姉・・』


苦しそうに息を切らし、自分に手を伸ばす少女


自分がもっと早く助けてあげられれば死ぬはずのなかった妹の姿―――




「!!?」


「!!!」


妙な魔力を感じ、攻撃を止めるフリード


同じくその魔力を感じたアルトは驚愕の表情を浮かべていた



「な・・何だ、この魔力は!?」


魔力を察知したフリードは慌てふためく


それほど強力な魔力が発生しているのだ



「ああ・・・あああ・・・」


体を小刻みに震わせ、呻き声を上げるミラ



「ミラジェーン!?」


冷や汗を流す
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