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大陸の妖精
サタン降臨
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ルはバニー=弱い、戦えない的な偏見を持っているようだ



「さすがルーちゃん!!私も負けてられない!!!」


メガネをかけ、術式を解くのに専念するレビィ



「あとはここさえ解ければ・・・」


「バニーは強いんだよ!!」


「そんな話聞いたことねえヨ」


レビィが術式解読する後ろで騒がしい口論を繰り広げるナツとガジル


とても計算や読解を落ち着いて取り組める環境ではない



「おまえウサギと亀の競争の話知らねーのか?」


「ウサギ負けてんだろそれっ!!」


「最初の一回はな、この後 何百回競争してもウサギの連勝だ」


「な・・なるほど、教訓を活かして・・・」


「それだっ!!!!」


突然 顔を上げて叫ぶレビィ


ナツとガジルのやかましい口論の中に術式解読のヒントを見つけたようだ



「そうだよ!!二つの文法を違う速度で解読していくんだ、一周して同期した文字の整数をギール文法に変換してさらにローグ言語化・・・」


最後の難関を攻略したレビィは休まず文字を書き続ける


やがて紙の右端まで綺麗に書きそろえ、嬉しそうに言う



「解けたっ!!!!」


「「おおっ」」


術式の解読に成功したことを知り、顔をほころばせるナツとガジル



「待ってて、術式を書き換えてくる」


書きあげた紙を持ち、二人に視線を向けるレビィ



「準備はいい?バトル・オブ・フェアリーテイル参戦だよ」


「おう!!!!」


「ひと暴れしてやんよ」


痺れを切らした様子で闘志を燃やす二頭の竜


神鳴殿を止めるため今、凄まじい戦いが始まろうとしていた















ミラとアルトがマグノリアの街を歩く


気を失っているエルフマンに気をつけながら、ギルドの医務室まで運んで行こうとしていた



「神鳴殿・・・あれが・・・!!」


「そう・・しかもあの魔水晶(ラクリマ)には生体リンク魔法が掛けられていて手を出すことも出来ないのよ」


マグノリアを囲む黄色の球体を見上げるアルト


ミラから神鳴殿の事を聞き、驚いていた



「ラクサスの奴・・いくら何でもやりすぎだ・・」


「早く神鳴殿を止めなきゃ、大変な事に・・・」


二人が石橋の前を歩く



すると突然 石橋が音を立てて崩れる


石橋の瓦礫と共に、傷だらけのカナが絶叫しながら落ちてきた



「あぁあああぁあぁぁ!!!」


「カナ!!」


「どうしたんだ!?」



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