さぁ、宴の始まりだ!・・・あれ?
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「チィ!なんだってこんなことに!?」
《だから言ったじゃんか。イレギュラーだって》
俺〔ネロ・アンジェロ〕は空港まで走っていた。
まさかここで門が開くなんて・・・くそっ!なんで気が付かなかった!?
《まぁ、気が付かなかった理由はおそらく封印されたロストロギアが使われたんだろう。
封印されたロストロギアは魔力が殆ど感じないからね》
成る程、解説ありがとう神様。
・・・でもだからって俺の心読まないでくれる?
《まぁまぁ、今はそんなこと言っている場合かな?早くしないとあの姉妹が大変なことになるよ?》
「ああ、分かって・・・オイ神様?なんで俺が心配している奴等が〔姉妹〕ってわかった?」
《じゃあ頑張ってくれ。こちらでもイレギュラーについて調べておくから》
「オイ!?俺の質問に《ツー、ツー》・・・はぁ、まぁいいか」
覗き見していた神様には後でシバくとして。
今は、
「こんなことしてくれた馬鹿を地獄に叩き落としてやらねぇとなぁ!」
俺は再び空港に向かって走り出した。
「なんだ・・・これ!?」
御劔士郎が見たのは、一言で言うなら〔地獄〕だった。
黒い死神〔ヘル=プライド〕は近くにいた男性の身体を鎌で切り裂いていた。
赤い死神〔ヘル=ラース〕は素早い動きで真っ直ぐにそこにいた女性の首を跳ね飛ばした。
腕がいくつもある1つ目の石像〔エニグマ〕は青い矢を老人の心臓に放ち絶命させた。
真っ赤な鳥〔ブラッド=ゴイル〕達は子供に群がって一斉に襲い掛かって血肉を貪っていた。
そこは、怪物達による見境無しの殺戮だった。
『ヒヒヒ、楽しくなってきたなぁ!』
「お前は・・・!?」
声がする方を振り向くとそこにいたのは怪物達より大きな体で青い鎌を持った黒い死神〔ヘル=バンガード〕が立っていた。
『オイオイ、さっきまで仲良くお話していたじゃあないか?』
「まさか、シドなのか!?」
『だ〜いせ〜い〜か〜い!』
シドはケタケタと笑いながら答えた。
「なんで・・・なんでこんなことをする!?」
『ヒヒヒ、ヒャハハハハハ!そんなこと、
殺したいからに決まっているだろうがよぉ!』
「な・・・くそ!?」
シドは大鎌で士郎に切り掛かり、士郎は攻撃を剣で防ぎ弾き返す。
『ヘェ、ヤるねぇ!』
「くそっ返すのがやっと『そりゃ、もう一丁!』・・・チィ!?」
士郎はシドの追撃を避けた。
しかし避けた先にはヘル=プライドが鎌を振り上げ、士郎の背中に当たる。
「グゥ!?」
バリアジャケットのお陰で士郎に傷はないが、衝撃は消すことはできずに怯んでしまう。
『隙ありだよぉ!』
「ガア!?」
追撃で出されたシドの大鎌が当たって窓を壊
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