第22話 =VSアスナ=
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光が晴れるとそこに置いていって先に行ったサチとキリトの2人がすでに待っていた。
「遅いよ、リクヤ」
「速さ自慢のお前に追いつけるわけないだろうが」
「そりゃそうだけど…」
ちょいと無駄話も挟みながらここにきた目的の場所、血盟騎士団本部へと向かう。
入り口へつくとすでに話が通っているらしくその門番らしき人に会議室のような部屋まで通された。
「あ、リクヤさん」
「おっす。…何かあったのか?」
「実は…」
シリカの話だと俺たちの手に入れたいもの…トワイライト・モスは予想通りヒースクリフさんが持っていたらしい。
でもそれを優しい気持ちでくれる、というわけではなかった。
シリカやユカ、リズのおかげで金で買う、もしくは高価な何かと交換ということはなくなったらしいが
勝負して勝ち取ってみせろ、ということになったらしい。
詳しい脈絡はわかんないけど。
「勝負してってことは…デュエルだよな…一体誰と誰が?」
「こちらはアスナ君に戦ってもらおうと思っている」
「団長!?」
突然の指名にアスナも驚いているようだった。
なかなかうろたえない……印象の強いアスナが驚くってことはいま唐突に決まったってことか。
「ならこっちは…リクヤさんお願いします」
「俺ぇ!?…相性最悪ですよ?」
シリカからのまさかの指名に思わず敬語になってしまう。アスナの細剣に対し、俺は振りの大きい大剣だ。
大剣と細剣の勝負では圧倒的に細剣のほうが有利だろう。
こっちが勝負を決める前に向こう側が攻撃を繰り出す、なんてことは普通だからだ。
でもアスナとは1回戦ってみたかったしその前に大剣でどこまで勝負になるのか知りたかったから好都合だったけど。
「ならば、外に出よう」
そういいラフな格好をしたままヒースクリフさんは扉を開け1番に出て行った。
さらにキリト、ユカ、シリカ、リズ、サチ、俺と続き最後にアスナが出ることになった。
そして外に出て少しすると目の前にウィンドウが開かれた。
【アスナから1VS1のデュエルを申し込まれました】という至って普通なものだったがそれに俺はYesを押す。
すると俺とアスナの中心に60秒のタイムカウントを現す時計が表示された。
「リクヤーファイト!!」
と、サチの声。続けてユカ、リズの声も聞こえるが2人の声は両方の応援だった。
ついついどっちの味方なんだと言いたくなってしまうが言ったら責められる気がするので諦める。
「手加減は無しだよ!」
すっかりやる気になっている向こう側。
…あぁ、そうか。キリトの前だから頑張っていいところ見せようとしてるのか。
「そっちは手加減してくれるとうれしいな」
「しないわよ……っ!」
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