黒魔導士
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
!!」
あまりの早口に、何を言っているのかわからなかった、肌が白く、顔の大きな男、華院=ヒカル。
「ただいまの華院=ヒカルの解読・・・」
「?」
「『自分もそんな気がします』」
「ウーウェ!」
華院=ヒカルは桃髪の少女、メルディに自分のいいたいことを当ててもらい嬉しくなる。
「先程のラスティローズの解読・・・デザイアは欲望。カケラは、心の意味」
「メルディ、戦える?」
「戦い・・・うん」
ウルティアの問いに、メルディはうなずく。
ウルティアはうなずいたメルディを見たあと、視線をある男に移す。
「あなたはどこで動くのかしら?カミューニ」
「俺ぁもうすでに駒を動かしてんよ!」
ハデスの近くに立っていた赤髪の男、カミューニがそう言う。
「もう動かしてる?」
「ああ。カプリコの家来に、すでに命令して動かしてある」
「また勝手なことを・・・」
「お兄ちゃん」
カミューニのあまりの勝手な行動に、ウルティアは頭を抱え、メルディはそれを見つめている。
「別に構わん。捨て置け」
ハデスはそう言うと、椅子から立ち上がる。
「妖精の尻尾、奴等は本当の闇を知らん。深淵に潜む絶対なる闇を。
グリモアハート、その名の意味するところは、 悪魔の心臓。今宵は悪魔と妖精の戯れ。喰って誇るか喰われて散るか。
決戦だ。妖精の尻尾よ」
悪魔の心臓の戦闘員たちは、ハデスの言葉で気合いが入った。
その頃、何も知らないシリルたちは・・・シリルside
俺たちは簡易ベースにさっきの男の人のことを報告するために向かっている・・・のだが・・・
「ね〜シリル〜」
「何?」
「この道・・・さっきも通らなかった〜?」
「言うな・・・」
そう、俺たちはさっきから同じところを何度も何度も回っている・・・つまるところ、迷子ってことです。
だってさぁ、さっきから変な生き物にいっぱい遭遇するからさぁ、それから逃げながら逃げながら簡易ベースを目指していたら、どっちが簡易ベースの方角がわかんなくなったんだもん!!
「ヤバいよね〜。これって遭難って奴だよね〜」
「いやいや、まだ俺たちは生きてるから遭難とは言わないよ」
遭難って、辞書で調べると、登山や航海で命を落とすような災害に会うことを言うらしいぜ?俺も最近知ったんだけど・・・
「そんなことより・・・どうする?」
「木が多すぎてどこにいけばいいかわかんないよ〜」
俺たちはそうやって頭を悩ませていると、
ガサガサッ
「「!!」」
近くの草むらから
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ