黒魔導士
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な感じがしますよ」
「ぬうう・・・」
俺とエルフマンさんたちは、その男のあまりにも不気味な雰囲気に、恐怖を感じていた。
すると、男の人の体から、黒い煙のようなものが現れる。なんだ?あれ。
「逃げ・・・て・・・」
男の人は頭を押さえながらそう言う。その間にも、男の人の周りには黒い何かが現れ、次第にそれが大きくなっていく。
「なんだ!?」
「さっきの黒い波動か!?」
「黒い波動〜!?」
「すげぇ禍々しい感じがしますよ・・・」
「あれは、命を奪おうとする魔力よ!!」
俺たちは黒い波動を見ながらそう言う。ヤバい!!
「ナツ!!」
「ナツさん!!」
「全員ここから離れろー!!」
俺たちはその波動から逃れるため、全力でその場から離れる。だが、一番近くにいたナツさんが、その波動に飲み込まれる。
「うあああああ!!」
「ナツ!!」
「バカ!!行くな!!」
ナツさんを助けようと戻ろうとするハッピーを、エルフマンさんが掴む。俺たちにも黒い波動が迫ってくる。
「伏せろー!!」
「「「うあああああ!!」」」
俺たちは波動から身を守るために、急いで倒れ込んだ。
男の人の放った波動は、辺りの枯れていた木を、何本も粉々にしてしまった。
「なんだよ・・・くそ・・・」
煙の中から、ナツさんが姿を現す。よかった!!無事だったんだ!!
「ナツー!!」
「大丈夫だ・・・それよりあいつは・・・」
俺たちはさっきの男の人を探す。だが、どこにもその姿はない・・・逃げられたか・・・
「消えた・・・」
「なんだったんだ・・・」
「意味わかんないよ〜・・・」
「だな・・・」
とにかく、全員無事だったからよしとしよう。
「ナツ!!どうしたのそれ!?マフラーが・・・」
俺たちはナツさんの方をよく見ると、普段から首に巻いている白いマフラーが、黒く変色していた。
「野郎イグニールからもらったマフラーを・・・」
ナツさんはマフラーを見て怒りを露にする。イグニールが・・・ナツさんの親が、あの黒い波動から守ってくれたのかな?
一方、メストとウェンディは・・・第三者side
「!?」
メストは何かを感じ、空を見上げる。
(この魔力・・・このプレッシャー・・・奴が・・・この島にいるのか、)
メストのそう心の中でいい、自分の野望を叶えられるという期待から、より黒く、恐ろしい表情へと変化していた。
「ついに見つけたわ。眠ってるみたいだけど」
ここは、|悪魔の心臓《
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