暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1008話
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考えると、随分と多く生き残ったな。
 まぁ、どのみち俺がやるべき事は変わらない。要塞級の全てが死骸へと変わった以上は、重光線級に出来る事といえば自分の死を承知の上で俺に攻撃してくるか、あるいは逃げるか。
 そして、重光線級が選んだのは撤退ではなく攻撃。
 BETAらしい選択ではある。
 元々その辺に関しては理解していたが、今回改めてその辺を理解した。
 ともあれ、こっちに向かって未だにレーザーを射出し続けている重光線級に、思わず呆れの溜息を吐く。
 この群れにいたBETA全ての光線級、重光線級がレーザーを集中攻撃したというのに、それでもEフィールドを破れなかったのだ。だというのに、たった3匹の重光線級でどうにか出来る訳がないだろうに。
 BETAの思考に関しては、相変わらず微妙だな。
 そんな風に考えつつ、ランツェ・カノーネのトリガーを引く。
 放たれるビーム。ただし今回は先程と違って一点集中型だ。
 2門のランツェ・カノーネから放たれたビームは、そのまま2匹の重光線級を貫き、地面へと崩れ落ちる。
 そして最後の1匹は……

「これで、終わりだ、ファントムッ!」

 その言葉と共に前方の2基のヒュドラから16機のファントムが射出され、それぞれがビームソードを展開しながら重光線級へと向かい……その巨体のいたる所にビームソードを展開したファントムが突き刺さり、そのまま地面へと崩れ落ちるのだった。
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