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転生とらぶる
マブラヴ
1008話
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ていく。
 その様子に気が付いたのだろう。要塞級が重光線級を守るようにして立ち位置を移動しようとするが……

「甘い。そんな場当たり的な対応で、どうにか出来ると思っているのか? メガ・バスターキャノン……発射!」

 ヒュドラ後部に内蔵されているメガ・バスターキャノンの砲口が光を放ち、巨大なビームが発射される。
 そのビームは要塞級そのものを全て飲み込み、それでも全く威力を減じることなく要塞級の背後に位置していた重光線級をも飲み込み……そこまでしても威力が減らずに真っ直ぐ地平線の彼方へと突き進んで行く。
 ……ちょっと威力が強すぎたか? ま、まぁ、ビームが向かったのはBETAの来た方向だから、被害が出ているとしても人類の勢力圏じゃなくて恐らくマシュマドハイヴ辺りだろうから、問題はないか。
 マシュハドハイヴにしても、テロリストの行動でこうして戦力を出している事を考えれば、恐らく余力はそれ程ないだろうし。
 いや、それ以前にビームの威力が減衰してマシュハドハイヴまで届かないか。
 ともあれ、メガ・バスターキャノンのビームによって後衛の戦力も殆ど全てが消滅し、残るは数匹の要塞級と重光線級のみ。となれば、既に俺の敵ではない。

「最後の仕上げだ。行くぞ」

 ツイン・ドライブで空中へと浮かび、そのまま真っ直ぐに要塞級へと向かって行く。
 みるみる近づいてきたその姿に、向こうも攻撃の好機と判断したのだろう。要塞級の中でも強力極まりない武器でもある尾がこちらへと向けて振るわれる。
 生き残りの要塞級は全部で5匹。その5匹全部がニーズヘッグへと向けて振るってきた尾を、ヒュドラのスラスターや機能限定のテスラ・ドライブ、あるいはエナジーウィングを使って全てを回避しつつその懐へと潜り込む。

「ほら、くたばれ!」

 要塞級の腹の下から真上へとヒュドラの先端を向け……次の瞬間、ヒュドラ6基から18門のビームが放たれる。
 身体の真下から放たれたそのビームに要塞級がどうにか出来る筈もなく、そのまま崩れ落ちてくるのを、さっさと飛んで回避しつつ、次の要塞級の真下へと移動してランツェ・カノーネを放ち、T.T.キャノンを放ち、腹部拡散ビーム砲とビームバルカンを放ち、再びヒュドラのビーム砲を放つ。
 その結果、瞬く間に要塞級5匹が地面へと沈む。
 特機と同じか、それ以上の大きさを誇る要塞級だけに、自分の懐に……それも真下に入られればこちらを一瞬見失い、更には他のBETAにしても味方を攻撃しないという習性もあって他の要塞級も迂闊には攻撃出来ない。
 その隙を突く感じで放たれたニーズヘッグの攻撃は、要塞級に対して一方的な攻撃を可能とした。
 これで要塞級の全てを撃破し、残るは重光線級が……3匹か。
 BETAの中でも1%程度しか存在しないと
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