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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
青眼の悪魔
第19話
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50層。主街区には多数の店が立ち並ぶ層で、いつも活気が溢れる層だ。
キリトとサチのホームもこの層の一角にある。

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早速2人は路地裏に入ると、行きつけのエギルの店に入った。
エギル『よぉ、キリトとサチ、いらっしゃい。』
キリト『よぉ。』
サチ『お久しぶりです。』
エギルの挨拶に、キリトとサチは元気良く返した。
キリト『俺達も買取を頼む。』
エギル『おぉ、勿論だ。一体何だ?』
サチ『これなんですけど……。』
サチはウインドウを操作して、トレードウインドウを表示した。

エギルがそれを覗き込むと驚いた。
エギル『おい、これってまさか、S級食材じゃあねえか??流石の俺も、現物を拝見するのは、初めてだぜ。』
そう言ったエギルは疑問が浮んだ。
エギル『なぁ2人共、お前等金に困ってないだろう?食おうとは思わなかったのか?』
キリト『そりゃ思ったさ。だが、こいつを調理出来る程、【料理スキル】を上げている奴はそういないぞ。』
エギル『サチはどうなんだ?サチも【料理スキル】は持っているだろ?』
サチ『持ってはいるけど、そんなに上げていなくて……』
エギル『そうか、なら仕方ないかぁ。』
サチが【料理スキル】を持っている事はエギルも知ってはいたが、S級食材を調理出来る程上げていない事は流石に知らなかった。

その時…、
『キリト君。』
後ろから誰かに声をかけられた。キリトが後ろを向くと…、
アスナ『……。』
<血盟騎士団>副団長のアスナ(SAOにおけるアスナの格好は、原作とアニメで違うので、アニメ版と言う設定でいかせて頂きます。)がいた。しかも後ろには、護衛らしき<血盟騎士団>のメンバーが1人いた。
キリト『珍しいな、こんな場所に姿を見せるなんて。』
アスナ『失礼ねえ、生きてるかどうか確認しに来たのよ。貴方達は、ボス攻略では主力を担っているのだから、特に、貴方はねサチ。』
サチ『私?』
アスナ『そうよ、〈俊足の槍突〉さん。』
サチ『その呼び名はやめてよ。』
何度も言うかもしれないが、サチは〈青の槍壁〉以外に〈俊足の槍突〉の二つ名を有しているが、サチは〈俊足の槍突〉の二つ名で呼ばれるのを嫌っている。

アスナ『そういえば何してるの?こんな所で。』
キリト『ああ、そうだ。<ラグー・ラビットの肉>をドロップしたんだけど、調理してくれるアテがないから、エギルに買取って貰おうと思ってな。』
アスナ『ええ??S級食材の??』
キリト『そう。』
あのアスナが動揺している。アスナでもお眼にかかれない代物みたいだ。
アスナ『だったら、サチに調理して貰えばいいんじゃない?』
サチ『私、【料理スキル】は700くらいだから。』
アスナ『そうなの?それじゃあ仕方
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