強襲と不死鳥
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にあるステンドグラスを割りながら換気させた。
「……はぁ」
「……!?」
呆れたように千冬が溜め息を吐いて、誠菜は初めてのことで驚いて声も出なかったようだ。
恋は無反応。
まぁ、毎度のことだしな。
登場が派手なのは。
1度廃教会の中を見回す。
数は束の言った通りで、前衛にはぐれ悪魔祓いの集団が、後衛にロリ堕天使を含める堕天使5人。
頭狩るには雑魚倒してからってことか。
ま、先に退去してくれりゃあ何もしませんよーって言わないとなぁ。
「今晩は、鴉と愉快な仲間達。
今夜参ったのは他でもない。
魔王様より――っておい。口上くらい聞こうぜ?」
口上を述べてると、光の槍が俺へと放たれた。
数は17。
放ったのはロリ堕天使。
俺が反応する前に、黒い斬撃が光の槍を全て断ち斬り、はぐれ悪魔祓いを数人巻き込んで廃教会の壁をも斬り裂いた。
やったのは千冬と千冬が持つ黒い刀。
千冬は神器を持たない純粋な悪魔だが、千冬には類い稀なる戦闘センスと天災級な科学者がいる。
そしてその天災はあろうことか独学で人工の魔剣や聖剣まで作り出した。
しかも性能は純粋な魔剣や聖剣にも劣らないというハイブリッドにしてハイクオリティーな魔法科学とも言うべき超技術によって。
その天災によって生み出された人工魔剣の銘は『黒百合』
光によって汚れることを嫌う純潔な闇の魔剣だ。
「最初からチェックメイトなどさせるわけないだろう」
と言い残して千冬は物凄い速さで駆けてはぐれ悪魔祓いの集団へ斬り込んだ。
手を出されたから此方もやり返さなければなるまい。
退去してくれた方が色々と楽だったんだが、まぁいい。
正当防衛ってことになる――ってならないか。
不法侵入したのは俺らだし。
あっ、でも不法侵入なのはあいつらもか?
ここの所有権、絶対持って無さそうだし。
まぁ、気にしないどこう。
俺も火の粉を散らしながら、壁となるはぐれ悪魔祓いを片手間で焼きながら、あのロリ堕天使へと翔る。
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