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ツさんの元へと、大急ぎで飛んでいった。ナツさん・・・死んでないといいけど・・・
その頃・・・第三者side
「漢たるもの!敵から逃げるべからず!!」
「うるさい!!少しは、黙ってられないの!!」
エルフマンとエバーグリーンは、巨大なブドラゴスから懸命に逃げていた。ブドラゴスはそんな二人に攻撃をしようとする。
「あぶねぇ!!」
「きゃああ!!」
エルフマンはブドラゴスの攻撃にいち早く反応し、エバーグリーンを抱き締めるようにして攻撃から避ける。
ブドラゴスの攻撃は、二人の元いた場所を破壊し、砂煙が舞い上がる。
「うおお!!」
「きゃああ!!」
しかし、避けた二人は近くにあった傾斜に乗ってしまい、ごろごろと転がっていってしまう。
ブドラゴスは二人を追いかけようとするが、二人は穴の中に転がっていってしまい、ブドラゴスは二人を追いかけることはできなかった。
ズトーン
転がっていった二人は、平地になっているところまで来て、ようやく止まる。
「ん・・・」
「いってぇ・・・」
エルフマンがエバーグリーンを抱いたままそう言うと、エバーグリーンは慌てた様子でエルフマンを突き飛ばす。
「ちょっと、何やってんのよ!!」
「おるぼぁ!!」
「さっきの作戦は、ミラを動揺させるための狂言よ!!『まさか、こいつちょっと俺に気があるんじゃ』とかおもってないでしょうね!!」
エバーグリーンはそう怒鳴るが、エルフマンは何のことやらさっぱりわからず呆然としている。
「思ってねーよ。けど、おめぇには感謝してる!まさかあんなヒキョーな作戦を思い付くとはな」
「ヒキョー言うな・・・」
ガサッ
「「ん?」」
二人が見つめあって話していると、近くの森の中から物音がしたため、そちらに視線を移す。
「人?」
二人の視線の先には、見たこともない黒髪の男がいた。
「人なのかい?こんな島に人が・・・」
エルフマンとエバーグリーンは不審に思いながらも、その男の方へと歩み寄る。
「ここなら誰もいないと思っていたのに・・・」
男はどことなく、寂しげな顔でそう言った。
「誰だ貴様は!?」
「ここは、うちのギルドの者しか入れないのよ!」
「ギルド?そうか・・・ギルドの管理する島だったのか」
どうやら男は、ここが妖精の尻尾の聖地であることを知らないようである。
「オイてめぇ!!」
「ダメだ!!」
「「!!」」
エルフマンが男に接近しようとすると、男は急に大声を出す。エルフマンとエバーグリーンはその声に驚く。
「僕に近づいてはいけな
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