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島の頂上に行ってみない?」
「ん〜?」
俺の言葉にセシリーは首をかしげる。ほらだって、
「この島って、なんか変な形してたでしょ?」
「うん。そういえば、島の上に島みたいなのがあったよね〜」
船から天狼島を見た時、明らかにおかしいと思ったんだよ。だって、あんな形の島なんか普通ないでしょ?
「だからもしかしたら、あの島の上の島にお墓があるんじゃないかな?と思って」
「なるほど〜!!そうと決まれば!!」
俺たちは大急ぎで島の上の島へと向かった。たぶん他の人たちは気づいても登って来れないだろうけど、ナツさんがハッピーを連れているからな。ナツさんも同じことを考えてたら厄介だし、できるだけ早く行こう!!
俺たちが島の上方へと向かっていると、別のところから同じように島の上方を目指す人影を発見する。もしかして・・・
「ナツさん!!」
「ハッピー!!」
「あれ?セシリー!!」
「シリルじゃねぇか。なんだぁ、お前たちも同じことを考えてたみたいだな」
俺たちはナツさんとハッピーに近づいていく。でもまぁ、他の人たちには登って来れないからいいんだけど。
「ナツさんたちも、やっぱり頂上のところにお墓があると思いましたか?」
「おお!!だってこの島の形、すっげぇ違和感あっただろ?>
やっぱりナツさんたちも俺たちと考えていたことは一緒か。だってヒントが無いんじゃ、どうしようもないし・・・勘がものを言うよね!!
「どっちが一番上までいけるか、競争しようぜ!!」
「いいですね!!」
「あのさ〜・・・」
「飛んでるのは僕たちなんだけど〜・・・」
俺とナツさんが競争しようと話していると、セシリーたちはあきれた口調で言う。細かいことは気にしない気にしない!!
「よーし!!よーい・・・!!」
「「「?」」」
俺たちが競争を始めようとした時、突然ナツさんが下を向く。どうしたんだ?
「ハッピー、俺を今すぐ落とせ」
「ええ!?」
ナツさんにいきなりそう言われ、ハッピーは驚く。落とせって・・・相当高いですよここ!!
「ナツさん!!どうしたんですか!?」
「ナツくん!?」
「ナツー!!こんなとこから落ちたら死んじゃうよ?」
「いいから早くしろ!!」
「あいさー!!」
ハッピーはナツさんに言われて、ナツさんを掴んでいた手を離してしまう。
ナツさんは当然、猛スピードで下降していく。
「ハッピー!!何手を離してるの!!」
「だってナツが・・・」
「今はそんなことより、早くナツくんのところに急ごうよ〜!!」
「そうだね」
「あい!!」
俺たちは落としたナ
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