メスト
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どう見ても俺の10倍の大きさはある!そんなのが口を開けて追いかけてくるだもん!一瞬でも気を抜いたら食べられる〜!!
「あ!!」
俺は走っている最中に、いい感じに急角度のコーナーを見つけた。あそこで振り払うか!!
「セシリー!!あのコーナーで振りきるぞ!!」
「おっけ〜!!」
俺たちは一気に走っていき、コーナーで体を反転させて草の茂みに隠れる。
ゴロマジロはそのコーナーを曲がりきれずに壁へと衝突し、気を失っていた。
「やった!!」
「はぁ〜、食べられるかと思った〜」
俺とセシリーはとりあえずひと安心・・・あれ?
「セシリー?」
「な〜に?」
俺はここまで一生懸命に逃げてから、あることに気づいた。
「セシリー飛べるんだからさぁ、空飛んで逃げればよかったんじゃない?」
「あ!!」
セシリーもどうやら忘れていたみたいで、俺に言われてビックリする。
「なんで気づかなかったんだろ〜」
「まぁいいや。早くお墓を探しに行こうぜ」
「うん!!」
俺たちは初代マスターの墓を探すため、再び歩き出した。
グニッ
「「?」」
あれ?今何か踏んだような・・・
「モーー!!」
「「ぎゃーー!!」」
俺たちが踏んでしまったのは、ブドラゴスの尻尾!!尻尾を踏まれたブドラゴスは興奮してしまい、俺たちを追いかけてきた!!
「また逃げるの〜!?」
「セシリー!!翼!!」
「あ!!そうだった〜」
セシリーが翼を出して俺たちは空高く飛び上がる。ブドラゴスはそれを地団駄を踏みながら悔しそうに見上げている。
「へへ〜!!ザマーミロ〜」
「ちゃんと俺たちは学習するんだぜ!!」
俺たちはブドラゴスを見下ろしながらそう話す。でも、しばらくは下に降りれなくなっちゃったな・・・しょうがない、空を飛んで探すか・・・
俺たちは空から初代マスターのお墓を探すことにした。
それにしてもなぁ・・・
「ヒントも無しにお墓を探せなんて・・・この二次試験は何を目的としてるんだ?」
一次試験は目的をきっちりと説明してたからまだやりやすかったけど、二次試験は何を求められてるのか全然わからない。だからどうやってお墓を探せばいいのかもさっぱりだ・・・
「ヒント無しってことは、二次試験は“忍耐力”とか“我慢強さ”を目的にしてるとか〜?」
「ああ。なるほど」
セシリーにそう言われ、俺はなんとなく納得する。6時間もあれば島全体を探すことくらいできるだろう。だから諦めず、辛抱強く探し続けろよ〜ってことかもな!!
「そうと決まれば、片っ端から探すぞ!!」
「うん!!絶対に初代マスターのお墓を見つけよう!!」
よし、ならまずは、
「
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