メスト
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ウェンディは船でマスターの言っていたことを言う。
「ああ。だがそれだけじゃないんだ。この島は普段、強力な結界によって隠されていて、いかなる魔法をもってしても探し出すことはできないそうだ」
「へぇ〜!」
「それはただ、メイビスの墓があるからだけではないんだ。妖精の尻尾についての、ある重大な秘密があり、この島に隠されてるらしい」
「なんですか?それは」
ウェンディは気になり質問すると、メストはその場に立ち上がる。
「俺も知らないんだ。どうだろう、探検してみないか?」
メストにそう言われたウェンディは、目を輝かせる。天狼島に眠る秘密、それはウェンディにとって、とても興味深いものであった。
二人は洞窟を後にして、島の探索を開始した。
一方、リリーとシャルルは天狼島へと到着し、今は海岸を歩いていた。
「王子・・・いや、ミストガンはこっちの世界で、人と接触するのを避けていた」
「ギルドによるときも、わざわざ全員を眠らせて、顔がバレないようにしてたらしいわね」
リリーとシャルルは、ミストガンがこちらでの行動を話していた。
「そのミストガンが、弟子を持つとは考えにくい」
「何が言いたいの?」
「う〜ん・・・ものすごい突拍子もない推察なんだが・・・メストと言う男、本当にギルドの一員なのか?」
リリーの推察に、シャルルは呆然としていた。
「キレイなとこですね!!」
「気を付けて」
洞窟からでて、島を探索し始めたメストとウェンディ。
ウェンディは海を一望できるところで、身を乗り出して青い海を見ていた。
メストはそんなウェンディの見ている。だが・・・
「・・・・・」
その表情は、ウェンディを見守っているというよりも、見下しているといった表情であった・・・まるで、何も知らない無知な子を見ているかのように・・・
別の場所では、二次試験が行われており、出場者たちは懸命に走り回っていた。墓を探すのとは別の意味で・・・シリルside
「うわあああああああ!!」
「なにこれ〜!!」
俺たちは二次試験で初代ギルドマスター、メイビス・ヴァーミリオンの墓を探していたのだが、今はそれどころじゃない!!
俺たちのことを後ろからアルマジロみたいな生き物に追い回されていた。ていうか、
「このアルマジロ大きすぎじゃない!?」
「ゴロマジロって言うんだよ〜!!かなり大きいけど〜!!」
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