第四十七話
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破は簡単だ。
「つかまえたーーーっ」
『バブルホース』のカードのカードを無事にフェイトがゲットする。
「まあ、纏と絶が瞬時に切り替えられれば簡単にゲットできるけど。…よく気づいたな、フェイト」
「えへへっ」
数日、俺達は指定カードを捜す傍ら、倒したモンスターカードを手に入れてはマサドラで売り払い、お金を手に入れるための金策にしている。
これはBランク指定カードを効率的にゲットするためだ。
ソラが思い出したのだが、Bランクカードは50回同じ店でカードを換金すれば上客として扱われ、売ってくれるとの事。
そう言えばそうだった気もする。
なぜ忘れていたのか。…と言うのも、俺達が前回カードを集めたときは全てのイベントをこなしていたからね。
取り方は覚えているんだけど…そんな裏技チックな方法は忘れていたよ。
一週間が経ち、なのは、フェイトと一緒に今日も換金ついでにマサドラのスペルカードショップに立ち寄る。
店員の女性型NPCに声を掛けると、いつもは売り切れだと言っていた彼女が今日に限っては言葉が違った。
「お客様、運がいいわよ。ずっと品切れだったのだけれど、昨日大量に入荷できたの」
「え?お兄ちゃん。もしかして…」
「スペルカードが売ってる?」
なのはとフェイトの驚きの声。
「…そうみたいだね」
俺も驚いたが、それと同時に疑問も浮かぶ。
どうして大量のカードが入荷したのか、だ。
今まで…それこそ昨日までは売っていなかったと言うのに大量に入荷したと言う。
それは、一気に多数のスペルカードが使われたか…あるいは消失したかだ。
消失も2パターンある。
スペルカードの保存に使うフリーポケットはセーブされない。
つまり、ゲーム外に出ればその時点でスペルカードは消失する。
そして、もう一つ。
こちらの可能性のほうが残酷なのだが、プレイヤーが死んでしまったときだ。
その場合は指定、フリー、両ポケットのカードが消失する。
後者で無いと良い。
後者はそれだけ大量の死者が出たという事。
ゲームイベントでのリタイアならば俺達に直接関係無いだろう…しかし、もしもPKならば?
それはつまり大量の人間を一度に殺せるほどの念能力者がこのゲームに紛れ込んでいるという事だ。
【ソラ、今いい?】
俺は直ぐにアントキバに居るソラに念話を繋いだ。
【うん、何?】
【今、マサドラに居るんだけどね。どうやらスペルカードの再入荷が有ったみたい。今ならスペルカードが買えるけれど…どうしようか?】
【うーん。今の所持金でBランクの指定カードを必要数買える?】
【ぜんぜんたりてません】
【後ど
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