第四十七話
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メージらしいダメージを与える事は出来なかった。
まあ、アレから随分俺たちも修行したし、出来る事も増えた。
今ならば念のみでも互角に戦える…といいな。
アレから数十年掛けて俺は自分について一つ悟った事がある。
それはソラも同様のもののようだが、これは致命的とまではいかないが重要な部分。
俺もソラも、技術習得について、特に戦闘に応用が出来る技術で、修練し、身に付け、思うように操る事は出来るようになった。
それも一流と言われるほどに。
しかし、所詮は一流なのだ。
天才には敵わない。
常人が一生でたどり着ける最高値が100だとしたら、95くらいまでは俺なら青年期までに習得できるだろう。
しかし、天才はそもそも最高値が120なのだ。
さらに成長が早い。
これは敵うはずが無い。
言わずもがなジンは天才の部類に入る。
とは言え、例え天才と戦うとしても結果は俺のほうに大きく傾くだろう。
一つの技術では25もの差が有るとしても、その25を他の技術で埋めておつりが来る位、今の俺たちの技術習得幅は多岐にわたる。
まあ、全力で戦えば負けないんじゃないかな?
「それより。どうだった?俺とフェイトの戦闘。全て見えた?」
「あ、はい。…お二人とも凄かったです」
この二週間、リオに優先的にさせているのは四大行の修行よりも、その写輪眼の制御とできるだけその目を発動してフェイトの修行をつけているソラを見ることだ。
必要になる日が来ないことを切に願いながらも、戦闘技術を情報として彼女の中に蓄積させる。
これが俺が自分の子孫であろうリオにしてやれる限界。
順調に行けば後二週間ほどでリオを現実に帰すことが出来る。
その後はリオに会う機会があるかどうか。
俺達はゲームクリアまで外に出る機会は殆ど無いだろうし、帰還に必要なアイテムを手に入れられたなら、直ぐに帰るつもりだ。
なればこそ、彼女がこれから自分で取捨選択できるよう、俺達の戦闘技術を写輪眼で蓄積させている。
この前聞いたらソラは暇さえあればリオの前で忍術を一通り披露しているそうだ。
拙いながらも分身の術が出来るようになったとリオが見せてくれたのは記憶に新しい。
「さて、フェイトも順調に仕上がったし、そろそろ本格的にカードを集めに行こうか」
まあ、勿論ソラとリオはお留守番だけど、次の日からはフェイトが俺達のグループへと参加した。
アントキバからマサドラへと続く道中に出くわしたモンスター。
今までは避けていたそれも、今度は一通り狩る。
一つ目巨人、メラニントカゲ、マリモッチ、バブルホース。
この辺りのモンスターは弱点が設定されており、その弱点を突けば撃
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