閑話5
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ィヴィちゃん。気持ちは嬉しいけど、サイズが……下着も(ぼそ)」
「サイズも心配ありません。揃ってますから!」ヴィヴィオはトランクを開けると中には女性用の浴衣が入っていた。
「この服は確か……浴衣やね。でも何でサイズが揃っるん?」
浴衣は何サイズか入っており規格外でなければ問題ないようになっている。(男性用も別のトランクに)これらは、はやてが用意したもので以前にリィンとザフィーラが泊まりにきたときに今後も誰かが泊まりにくるかもしれないからと、ユウの家に置いていったものである。誰が泊まって良いようにサイズを揃えている。浴衣なのは少しくらいサイズが違っていても着れるからで、下着はベルトの様なものでサイズをある程度調整できるものが何種類(サイズも複数)か置いてある。実際にヴィヴィオ以外にも酔ったはやてや剣、エリオ、家出してきたリィンなどが泊まりにきたことがある。(下着類は使った人間が持ち帰ることになっている)
「問題なのは前もって連絡する人間より、突然くる人間が多いことだな」
「……大変やな」
事情を説明してジークに同情されるユウであった。
「ユウの苦労話はいつものことです」
「お前が言うな主な原因」
「着替えは揃ってますから泊まっていってください「スルーするな」あぅ」
スルーしたヴィヴィオには本日二回目のチョップ。
「ええっとユウ君はええの?」
ヴィヴィオの勢いに押されながらもジークは通常なら始めに聞く家主を見る。
「俺はいいぞ。その我が侭娘の相手をしてくれるなら大歓迎だ」
「お願いしますジークさん」
家主の許可もおり、目の前少女にお願いされる。
「それじゃあ、お世話になってええかな?」
「はい!」
ヴィヴィオは余程嬉しいのかジークに抱きつく。 ジークも抱きつかれて顔を少し赤くしながなも笑顔でヴィヴィオを撫でる。こうして見ると姉妹に見える。
「そら、喜ぶのはいいけど夕飯の用意するから手伝ってくれ」
「うん!」
「あっウチも手伝う」
その後、風呂の順番などですこし揉めたが概ね平和に時間は過ぎていった。だが、その日はそのままでは終わらなかった。問題は寝る前に発生する。
「だから言っただろ、あれは見ない方がいいって」
現在の時刻は23時42分。ユウの布団は普段自分の寝ている部屋ではなく、家でもっとも広い客間に敷かれている。両隣にはヴィヴィオとジークの布団が敷いてある。
「だってだって前にパパと見たホラーは大丈夫だったんだもん!」
「うっうん。あれは恐すぎや」
話しからわかるように二人はホラー映画を見て眠れなくなっていたのだ。
だが、二人が特別恐がりなわけではない。見た作品が悪かったのだ。その映画は先日遊びに来たホラー好きのニードが忘れていったもの
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