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ガンダムマスター シンデレラ達の探訪記
第一話『シンデレラ始動』
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…。

 「Давно Не Виделись(ダブノー 二ェ ヴィーヂェリシ)。お久しぶり…、未央」

 「やっほー、アーニャ」

 銀髪の少女―アーニャちゃんが青い瞳に未央ちゃんを映して、笑顔で言葉を送る。
 アーニャちゃんは『PORTABLE』時代から一緒に戦ってきた戦友で、実力も高くシンデレラメモリーズでは一、二を争う程。まぁ…、本人は謙遜しちゃって「そうじゃない」の一点張りだけど…。
 でも、肇ちゃんの部隊に所属しているアーニャちゃんは部隊長である彼女からの信頼も厚く、背中を預けられる存在らしい…。『WORLD』からは副隊長に任命された。
 また、普段は人当りが良く優しい性格であり、シンデレラメモリーズのメンバーからも良く頼りにされている。その為、アーニャちゃんが過度な疲労で倒れてしまうのではないかと心配してしまう。

 「卯月ちゃん、元気にしてた!」

 「うん、元気にしてたよ! 美穂ちゃん」

 元気そうに尋ねてくる少女―美穂ちゃんに私も笑顔で返答する。
 美穂ちゃんは肇ちゃんと同じで昔から共に戦っていた古い戦友で、私や凛ちゃん、未央ちゃんが所属する『小日向隊』の部隊長を務めている。
 ここも肇ちゃんと同じで総合能力が高く、格闘戦が得意な為に接近戦に特化した機体に乗って戦えばアーニャちゃんに渡り合う程の実力を持っている。
 戦場に出ると頼もしい存在になるけど…、その分日常とのギャップが激しすぎるのである。
 本当にその姿は懐かしくついじっと見つめてしまうと、

 「あの…さ、卯月ちゃん…。そんなに見つめられると恥かしいんだけど…」

 彼女は一瞬にして両頬が赤面して、恥ずかしそうに視線を逸らした。
 そう、日常の彼女はこうやって視線を感じると直に羞恥心を抱いて、頬を赤面させ視線を逸らす。
 私は当初その事に嫌われているのではないかと思い違いをしていた事があったが、今ではその彼女の動作に愛くるしさを覚えてしまい、その瞬間彼女が小動物のように見えてしまう。

 「うん…なんだ「相変わらず、か…かわいいよぉー。みほちぃ―――!」かって、え…!?」

 その可愛さの余り未央ちゃんは勢いよく彼女に抱きついた。私はその突然の出来事に目を丸くしてしまう。
 抱きつかれた美穂ちゃんもまた驚いた表情をしていた。

 「くっ苦しいよぉ…、未央ちゃん」
 「ハッ…、御免…みほちぃ」

 必死になって苦しみを訴えてくる美穂ちゃんに未央ちゃんは正気に戻り、顔全体が熟れたトマトのように真っ赤になってしまった美穂ちゃんを離す。
 美穂ちゃんは解放された事にホッと胸を撫で下ろすと、自らの犯した過ちに項垂れていた未央ちゃんに気遣うように笑顔を送ってくれた。

 「大丈夫だよ、これくらい…」

 「う
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