精神の奥底
45 自分と向き合うこと
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も」
「え?」
「確か、この留置所の真上が木場課長のオフィスだったはず」
「ハァ!?この留置所の上の階にオフィスだと!?確か上は使われてない談話膣とその上は屋上だろ?」
「談話室を改装したそうよ。ちなみに課長の部屋は情報は転送できて、こちらの動きも監視できるけど、ローカルネット経由では侵入できない特殊なクローズドネットワーク。もし侵入するなら、課長室にある無線LANから直接アクセスするしかないわ」
「なるほど。留置所がある意味、壁になって電波を拾えないわけか。それにこの階でパソコン開いて何かやってたらさすがに職員でも怪しまれる。でも真下のここなら電波を拾える…」
マヤは頷きながら、一旦その場に座る。
だが次の瞬間、奥の方から声が聞こえてきた。
「…うっ…うぅぅぅ…」
「!?えっ、なに!?」
薄暗い牢獄の奥の方にもう1人、誰かがいるのだ。
マヤは立ち上がり、目を凝らす。
だが人影は確認できない。
だとすれば可能性は1つ、床に倒れているのだ。
「おい、アンタ!?」
「酷い怪我だわ…待って、今止血するから」
「アンタ、確か…そうだ、木場に無理やり逮捕された…」
「うぅ…クッ…」
もう1人の囚人、それは木場に罪を着せられて逮捕された少年だった。
無実でありながら、無理に自白させようと相当な暴力を伴う取り調べという拷問を受けたらしい。
全身がアザだらけで所々から出血している。
だがその顔だけはいくら腫れていても見分けがついた。
ロックマンエグゼのオペレーター、光熱斗に他ならなかった。
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