暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
一次試験!!勝つのは誰だ!?
[1/7]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
俺たちの前に立っている男を見て、俺とセシリーは目を点にする。
小さい背丈・・・白髪頭ではあるが、頭の上側が禿げており、なぜかアロハシャツ(・・・・・・)を来た老人・・・つまり、

「「マスター!?」」

そう、妖精の尻尾(フェアリーテイル)のマスター、マカロフ・ドレアーさんです。え?

「あの〜・・・」
「どうした?シリル」

マスターは俺の方を見てそう言う。偽物とかかな?とも思ったけど、しゃべるってことは本物ですね。
つまり・・・非常にまずい展開の予感がする・・・

「なんでマスターがここにいるんですか?」
「僕たちと一緒に、船で来てましたよね〜?」
「安心せぇ。ワシは思念体じゃ」

なるほどぉ、思念体か。そういうことなんだぁ・・・ということは?

「もしかして、ここって“静”のルートですか?」

思念体ってことは、戦うことはできないでしょ?つまりここは・・・

「何を言っておる。ここは静ではない。大激闘じゃ!」
「「ええっ!?」」

よりにもよって最難関ルートの大激闘!?でも・・・思念体でどうやって戦う・・・あ!!
そういえば・・・

「確か、エルザさんの話だと、ニルヴァーナの時のジェラールの“思念体”が、聖十大魔導だったんだよね?」
「そういえばそんな話もあったよね〜」

確か、聖十大魔導の10人のうち、突然3人が聖十を辞退したせいで急遽力のある魔導士を聖十大魔導に入れたときに入ったんだよなぁ。
その時に入ったのがジェラール(思念体)とジュラさんとマスタージョゼだっけ?いや、そんなことより!

「つまり思念体も戦えるってことか!?」
「ええっ!?それってまずくない!?」

マスターは聖十大魔導なんだから、メチャクチャ強いんですよね!?そんなのと当たるなんて・・・ついてねぇ・・・

「大丈夫じゃ。ある程度手は抜くし、この思念体もそこまで強くないからのぉ」
「「へぇ〜」」

そう言われて少し安心する。聖十大魔導の力だったらまず勝てないけど、それほどは力がないのだとしたら・・・勝機はある!!・・・気がする。

「セシリー。格上に勝つときの戦法って分かる?」
「もちろん!あれでしょ〜?」

俺とセシリーは小声でそう話し、コクンッとうなずく。格上を倒す一番の戦法・・・それは、

「「奇襲だ!!」」

俺とセシリーはマスターに飛びかかる。船の上で試験開始を宣言してたから、この通話に入った段階で、すでに勝負は始まってるんだ!!

「水竜の・・・鉄拳!!」

ドガッ

俺が鉄拳でマスターに攻撃するが、マスターはそれをジャンプで避ける。
しかし、

ガシッ

「!?」

マスターが避けた先には、セシリーがいた。マスターなら、不意をつ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ