暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D大和の不死鳥
51若手悪魔
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

◇いのり

冥界に来た翌日、私達はサーゼクス達魔王様が統治する領地、その中の都市ルシファードにある、若手悪魔の会合の会場に来ていた。
今日の会合に参加する若手悪魔は、リアスさん、ソーナさん含め6人の王と、その眷属…しかもそのうちリアスさんとソーナさん含めた4人が現魔王様の兄弟姉妹、更に元72家でも最高位である大王バアル家、第2位の大公アガレス家の次期当主も参加するそう……それと、なんでかヤマトが着いてきている……ヤマトからは悪魔の気しか感じない?今度は何を企んでいるの?

「サイラオーグ!」

電車を降りてすぐの場所で待機していた係員さんに連れられてホールに入ると、リアスさんが知り合いを見つけたらしく、呼びかける。

「久しぶりだな、リアス」

その方向に顔を向けると、其処にはサイラオーグ・バアル、私達ヤマト眷属の『初戦の相手』だった相手がいた。

「ええ、懐かしいわ。変わらない様で何よりね。あ、初めての人もいたわね。彼はサイラオーグ、サイラオーグ・バアル。私の母方の従兄弟なの」

「俺はサイラオーグ・バアル。バアル家の次期当主だ」

あっちでヤマトと拳のみで渡り合った悪魔……今の私やグレモリー眷属で勝てる?

「ところで、こんな通路で何をしていたの?」
「ああ、下らないから出て来たんだ」

出て来た…恐らく奥の方の扉、あそこに待合室か何かがあるみたい、其処から出て来た所…

「下らない?他のメンバーも来ているの?」
「アガレスとアスタロトの次期当主、挙げ句ゼファードル・グラシャラボラスもな。着いたら早々に、ゼファードルとアガレスがやり合い始めたんだ」

よくある、同期のライバル同士の敵愾心が故の場外戦ってやつ…
でも魔王様も来られる様な場となれば、口論に留まr(ドォォォォォォォォォォン!)バカ…

「全く…だから開始前の挨拶等いらないと進言したんだが」

気になった様子で扉へ向かうリアスさんに続くように、サイラオーグと共に中に入る…と、

「ゼファードル、こんな所で戦いを始めても仕方ないのではなくて?死ぬの?死にたいの?殺しても上に咎められないかしら」

「ハッ!言ってろよクソアマが!俺が折角そっちの個室で一発仕込んでやるって言ってんのによ、アガレスの姉ちゃんはガードが固くて嫌だね!だから未だに男も寄って来ずに処女なんだろ?ったく、魔王眷属の女どもはどいつも処女臭くて敵わないぜ!だからこそ俺が開通式をやろうっつってんだろ!」

眼鏡を掛け、青いローブを着た高貴そうな見た目に似合わぬ物騒な台詞を吐く女性…恐らく大公アガレス家の次期当主だろう…と、上半身裸に近い服装、装飾品だらけのズボン、緑の短髪にタトゥーが刻まれた顔、と何時の時代のヤンキーだよと突っ込まれそうな風貌通りの品性の欠
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ