第6話 小さき騎士との出会い
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フィーが楽しそうだしいいかな。
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一時間ぐらいが経過してもうお昼くらいになった、そろそろ一旦戻ろうとして二人で帰ってきたけど……
「おお、りぃん、ふぃー。お前ら飲んでるか?」
団長、いくら何でもハメ外しすぎだよ。しかもゼノや他の団員も酔ってるし……
「あらあら、久しぶりの休みだからって……もう」
「まったくだな」
あ、姉さんとレオは大丈夫か、よかった。
「皆どんどん飲むからお酒の在庫が無くなりそう。リィン、悪いけどレグラムまで行って買ってきてくれないかしら、貴方は私達みたいに顔までバレてる訳じゃないから大丈夫だと思うわ。でもギルドには気を付けてね」
「うん、分かったよ」
しかし結構な量のお酒もってきたのにもう無くなりそうになるなんて……まあ猟兵なんて命がけの生き方してるんだからハメ外せる時に外しといたほうがいいよね。
「リィン、わたしも一緒に行く」
「あ、フィーも行くの?じゃあ一緒に行こうか」
「二人とも、お願いね」
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「フィー、ちゃんと手をつないでいてね。逸れたら分からなくなるから」
「ん、分かった」
僕とフィーはエベル街道を歩きレグラムに向かっていた。しかし凄い霧だな、この辺りは霧が発生しており視界が悪い。一応街道灯があるから迷ったりはしないけど逸れたりしたら見つけるのは困難だろう、フィーの手を離さないようにしっかり手を繋ぐ。
因みにいつも着ている西風の旅団のジャケットは着ずに動きやすい旅人の服装にしてある、あのジャケットは色々と目立つからね。
「あ……」
「ごめん、痛かった?」
「ううん、少し驚いただけ……ちょっとドキッてしたかも」ボソッ
何か言ったみたいだけど声が小さかったから後半が聞き取れなかったな。
暫く歩いているとフィーが街道の外れをじっと見ながら立ち止まった。
「フィー?そっちには何も無いと思うよ?」
「リィン、あっちから複数の気配がする……」
「えっ?」
僕は耳に集中して音を探る…微かにだが何か硬いものがぶつかる音がする、この金属音は剣かな?つまり誰かが戦ってるのか!?
「これは一人で戦ってるのかも知れない、急ごうフィー!」
「うん!」
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side:ラウラ
「ぐッ、はあはあ……」
迂闊だった、魔獣の接近に気がつけなかったとは。まだまだ修行不足ということか……!飛び掛って
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