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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico25リンドヴルム迎撃班〜The Temporary Extra Unit〜
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・すず・・あ・・・ぅあ・・・!」

男の子がすずかちゃんから離れないように必死に手を伸ばして、「あっ!」ベッドから落ちそうになった。けど、すずかちゃんが間一髪で抱き止めたことで事なきを得た。

「すず・・・か・・・あ・・・ぅ・・・あ!」

今にも泣きそうな顔ですずかちゃんをギュッと抱きしめる男の子。すずかちゃんどころか私たちまで照れくさくなる・・・と思ったけど、男の子があまりにも必死で、迷子みたいで。だからかすずかちゃんと男の子が抱き合ってても恥ずかしいとか、そんな思いはなくて、なんて言うか・・・

「まるで母子ね〜」

シャルロッテさんがそんなことを言うものだから「私、お母さんじゃないよ!」すずかちゃんが言い返した。でも困った。すずかちゃんが帰ろうとすると男の子は声を荒げて引き止めようとしちゃう。

「あぅぅ・・・どうしよう・・・」

すずかちゃんが困惑する。いよいよもってどうしようかってところで、「仕方ない、か」シャルロッテさんが溜息を吐いた。

「リンディ提督。1つお願いがあるのだけど♪」

†††Sideなのは⇒イリス†††

パジャマから学校の制服に着替えて、身嗜みを鏡台の前で整える。
ここは海鳴市郊外の山の中にある一軒家。シャルロッテ様がリンディ提督に頼んで、空き家だったこの家を安値で購入してもらってシュヴァリエル迎撃の本拠地とした。ここは街中じゃないから多少の派手な戦闘は出来るし、学校へも車で通えるからかなり便利な拠点だ。

「髪の乱れ、無し♪ 笑顔、バッチリ☆ 制服、OK?」

わたし達シュヴァリエル迎撃部隊・・・って言うか、班、になっちゃったんだけど。この臨時部隊の正式名は、古代遺物管理部・機動一課・臨時特殊作戦班。対リンドヴルムについてはすでに一課が専属になっちゃってて、わたし達だけの部隊を作ることが出来なかった。
でもシャルロッテ様やリンディ提督たちが機動一課の課長や各小隊長、さらには監査役をも説得。この特殊作戦班を臨時的に設立させてもらえた。特に力になってくれたのは、運用部の2トップ。リアンシェルト総部長とレティ次長。それにシュヴァリエルの戦闘記録が役立った。
そんなわたしたち特殊作戦班がここの拠点に移ってから初めての朝。

「――おはよう〜」

身嗜みを整えて1階のダイニングへ。そこで朝ご飯を作ってくれてるはやてと、その手伝いをしてるリインに挨拶。そして「ルミナ、セレス、ベッキー先輩、おはよう」ダイニングテーブルに着いて朝ご飯をワクワクしながら待つ、同課のアルテルミナス・マルスヴァローグとベッキー・ペイロード先輩、そしてシグナムやヴィータと同じ第2212航空武装隊のセレス・カローラにも挨拶。この3人とチーム海鳴全メンバーで、臨時特殊作戦班だ。

「おはようや、シャルち
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