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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico25リンドヴルム迎撃班〜The Temporary Extra Unit〜
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? 総魔力量や出力はリンカーコアより優れてるかもしれないけどさ。確かに魔力出力が強ければ強いほど魔法効果も高まるだろうけど、シュヴァリエルの攻撃にはそんなに魔力が付加されてなかったでしょ。いや、まぁ尋常じゃないのは確かだったけど、それでもルシルの方が圧倒してたわ」

「アリサちゃん、敬語・・・! シャルロッテさんはすごく年上で、偉い人なんだよ・・・!」

「あ、つい、シャル――あー、イリスと同じ顔だから・・・!」

「いいよ。呼び捨てでもタメ口でも。その方が私もしっくり来るし。んで、話を戻してアリサの疑問に答えるよ。リンカーコアと魔力炉(システム)の最大の違い。それは、神秘、って呼ばれる特殊な力が働いているかどうかなの」

私たちは揃って「神秘?」って小首を傾げる。神秘的とか、神秘主義とか、そういう意味での神秘なのかな?

魔力炉(システム)の歴史は古くてね。神や天使や精霊、魔物や悪魔が普通に人の世界に干渉していた時代の人間に宿っていた代物なんだよ」

なんか宗教的――オカルトっぽい話が始まっちゃった。みんなもそんな空気だけど、シャルロッテさんは真剣・大真面目だ。だからそれは本当の事なんだと思える。そう言えばルシル君の使い魔も天使さん?達だったし。

「科学が進歩した現代を生きるみんなにしたら、神とか魔物とか何言ってんの?って思えるだろうけど、私が生きていた時代からすればこれが普通だった」

その当時を思い返してるみたいなシャルロッテさん。そんなシャルロッテさんに「つまり・・・?」クロノ君が話の続きを促した。

「うん。つまり魔力炉(システム)は、神秘的な、幻想的な、神話的な、超常的な、そう言った不思議で未知な存在が普通に居る世界で生まれ育まれた物ね。当時はまだ神様とかと関わりがあった時代だからね。必然的に人間は神様たちの力を少なからず授かった状態で生まれていたの。
えっと、超常現象って、科学では解明できないものを言うでしょ。早い話がそれに尽きるの。科学では到達できない領域・神秘。それを含んだ魔力は、現代の魔力を侵す。人の生み出した科学は、星が生み出した神霊には届かない」

「えっと・・・難しくてよく判らないけど、簡単に言うと、現代の魔導師は大昔の魔導師にはどうやっても敵わない、ってことかな・・・?」

「なのはの考え通りね。私たち魔術師の間にはこういう摂理があった。神秘を打倒するにはそれ以上の神秘を以ってあたるべし。だから魔導師は魔術師には勝てないの」

「魔術師・・・」

「うん。神秘の含まれた魔力を操作して何かしらの作用を発生させることを私たちは、魔術、と呼んで、魔術を扱う人間を、魔術師、と呼んだの」

「・・・あっ。シュヴァリエルが言ってた魔導と魔導って・・・!」

「そうだよ、ア
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