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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico25リンドヴルム迎撃班〜The Temporary Extra Unit〜
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果もキャンセルされてしまうわね・・・」
打つ手なしみたいな空気に。とそこに「1つに気なったんだけどね」エイミィさんが小さく挙手。みんなの視線が集まると、「このシーンなんだけど――・・・」モニターを展開して、シャルちゃんとシュヴァリエルさんの戦闘シーンを再生させた。
『馬鹿か。お前も、お前だからこそ理解してるだろう。魔導では魔道には勝てないってな!』
シャルちゃんの一撃を首に受けてもビクともしなかったシュヴァリエルさんがそう言い放ったシーンだ。
『随分とファンシーな奴が出てきたな。しかも・・・魔導じゃないときた。だが、魔道の敵じゃないんだよ・・・!』
さらに特別技能捜査課のテレサ一士とトゥーリア一尉へそう言い放ったシーン。そのシーンで一時停止させたエイミィさんは「魔導では魔導では勝てない、って事だけど、これってどういう意味なのかな・・・?」って小首を傾げた。
「それは僕も気になっていた。魔導は、魔法の古い言い回しだが、今でも普通に使われるものだ。だからシュヴァリエルの言う魔導と魔導の違いがよく判らないな」
博識なクロノ君でも判らない違い。私も考えてみるけど、当然の如く判らない。でもその答えはすぐに出た。その答えをもたらしたのは「私が知ってる」シャルちゃんだった。そんなシャルちゃんが突然、大人モードへと変身。突拍子過ぎて呆けてると、「ちなみに今の私はイリスじゃないけどね」ってシャルちゃんは微笑んだ。
「シャルロッテ・・・さん・・・?」
私はポツリと漏らした。シャル――イリスちゃんは二重人格で、イリスちゃん本人と前世のシャルロッテさんの人格を有してる。そんなシャルロッテさんは何千年も前の時代を生きてた、伝説級の騎士だって話。その事実はチーム海鳴のみんなが知ってる。そのシャルロッテさんが、イリスちゃんの体を借りて私たちにお話をしてくれるみたい。
「はあ、本当にガラリと雰囲気が変わるわね〜。とても大人びていて、騎士然としていて・・・綺麗だわぁ」
「ふふ。ありがとう、リンディ提督。それじゃあ本題に入ろうか。魔導と魔道の違いについて。話は簡単。魔力を扱うために必要な器官が、私たちとシュヴァリエルとじゃ違うという事。リンカーコアはみんなが持つ器官。シュヴァリエルが持ってるのは
魔力炉
(
システム
)
と呼ばれる器官」
シャルロッテさんが語る、リンカーコアと“システム”の違い。大気中の魔力を体内に取り込んで蓄積、外部に放出するっていう機能は同じだけど、“システム”っていう器官は魔力を独自に生成する機能もあるらしくて、魔力結合を無効にするAMF内でも普通に魔法が使えるとの事。さらには蓄積した魔力と生成した魔力を掛け合わせてさらに強大な魔力を生み出すことが出来るって。
「でもそれだけじゃ優劣なんて付かなくない
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