運がいいのは誰?
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5分後・・・
「いくぞセシリー!!」
「うん!!」
俺とセシリーは術式が解けたと同時に飛び出す。早くいってできるだけいいルートを選ばないと!!できればミラさんとかの手を抜いてくれそうな人のところ!!
俺とセシリーは猛スピードで煙の位置へと飛んでいく。
俺たちが天狼島に立つと、大地から魔力を感じる。この島・・・まるで強大な魔導士みたいな魔力を発しているなぁ・・・と、そんなことより。
俺は洞窟の前にやってきたが、すでに4つのルートが塞がれていた。
Aルート、Bルート、Fルート、Hルート・・・か。あれ?先に行ったのってフリードさんとレビィさんとエルフマンさんだけだよな?なんで4つのルートが塞がってるんだ?
「シリル〜!!早くしないとみんな来ちゃうよ〜!!」
「お・・・おう!」
セシリーに言われ、俺は我に返る。さてさて・・・どのルートにしようかな?
普通に考えれば五番ルートが静だったんだから、Eが静のような気がするけど・・・そう見せかけて強い人を配置してそうな気がする。
Gルートは・・・ギルダーツさんのGだからやめておくとして・・・
「“I”だな!」
「なんで〜?」
セシリーが首をかしげる。なんでって・・・
「いないのIだろ?」
「・・・はぁ〜・・・」
ちょっと待て!!なんだよそのタメ息!!
「大丈夫だから!!いくぞ!!」
「絶対嫌な予感しかしないけど・・・うん」
俺たちは後ろの人たちが来る前に、Iのルートへと急いだ。頼む!!静のルートであってくれ!!
Iのルートにて・・・
「洞窟の中なのに、なんか明るいね」
「この虫が光ってるからみたいだよ〜。名前なんだっけ?」
俺たちは意外に明るい洞窟の中を歩いていく。この虫・・・なんか奇襲に使えないかな?いや、虫をそんなのに使ったら怒れるよな。虫の王様に。
俺たちはそんな雑談をしながら歩いていく。しばらく歩いていると、少しずつ道が開けてくる。
「お!道が・・・」
「シリル〜!!誰かいるよ〜!!」
セシリーはそういって前方を指さす。やっぱり、静のルートは当てられなかったか・・・
俺も前を向く。そこには一人の影しか見えない。ということは、闘のルートもないな。
俺は目を凝らして見るけど・・・立っている位置が悪いのか、暗くてよく見えない・・・
「誰だ?」
「う〜んと・・・」
すると、洞窟の道を照らしている虫が、その人の前を照らし始める・・・て、え!
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