運がいいのは誰?
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・・・」
「溶ける〜・・・」
「アイスになる〜・・・」
「大したことねぇよ。イカれてるぜ」
ルーシィさんたちにガジルさんがあきれながら言う。確かに、溶けるまではいかないと思うけどね。暑いけど。
「ジュビア、暑くないの?その格好」
「暑くはない」
女性陣は、あまりの暑さに全員が水着に着替えている。そんな中で、ジュビアさんだけは普段通りの厚着に、ニット帽を被っている。あの人すげぇな。
「けど・・・強いて言うなら・・・」
ジュビアさんはそういって視線を動かす。
「グレイ様の裸体が熱い!!」
「あぢぃ・・・」
ジュビアさんは目をハートにしてグレイさんを見つめている。グレイさんは何も服を着ていない状態だった。恥ずかしくないんですか!?
「気持ち悪ぃ・・・うぷっ・・・」
「ナツ!こっちには来ないでくれるかな?」
ナツさんはいつも通りの乗り物酔いでフラフラしている。ロキさんは近くで吐かれたくないからか、近づかないように言う。
「ウェンディとシリルがトロイアをかけてくれねーんだよ・・・」
「しょうがないよ。シリルは試験者なんだし、ウェンディはメストのパートナーなんだから」
「すみません・・・ナツさん」
「ナツさん、すみません・・・」
俺はナツさんに謝る。本当はトロイアかけてあげたいけど・・・敵に塩を送るみたいでいやなんだよなぁ・・・ごめんなさい。
「やだやだ、これからみんな敵になるってのに、馴れ合っちゃってさ」
「アチィ!!漢だ!!」
「意味わかんないわよ・・・」
エバーグリーンさんはセンスで扇ぎ、エルフマンさんはいつも通り漢を強調していた。
「アイス・・・食べたい・・・」
「オイラを食べないでよ・・・」
「僕はおいしくないよ〜・・・」
ルーシィさんとハッピーとセシリーは、ぐったりとしながらそんなことを言っている。そこまでなるほど暑くはないですよ。
「アイスになったハッピーとセシリーなんて、想像するのも・・・あ!」
すると、ルーシィさんが何かを見つけたので、俺たちもそちらに視線を移す。そこには、なんだか変な形の島があった。
「見えてきたね」
「おお!!」
「着いたのか?」
「あれが天狼島!?」
「すごい形してるな!!」
「島の上に島?」
「すごい・・・ここからでも、島の辺りの空気に魔力を感じますよ!!」
「島の空気がすげぇきれいな感じがするもんね」
その天狼島には、中心に巨大な木があった。あんなに大きい木があるなんて・・・神秘的なところだなぁ・・・
「あの島にはかつて、妖精がいたと言われていた」
俺たちが天狼島を見ていると、船の二階から声が聞こえ、そちらを向く。
「マスター!!」
「そして妖精の尻尾《フ
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