63
[8]前話 [2]次話
朝焼けに
夏の香受けて
歩きしも
君ぞ居ぬ間の
虚したらんや
梅雨の冷たい夜風の和らいだ朝方…気晴らしに散歩に出てみた…。
清々しい空気に朝陽が注ぎ、見れば夏草に朝露が光る…。
でも…ここには彼がいない…。それだけが私にとっての真実…。
それだけで…虚しくなる…。
われ思う
数え終わりし
水無月の
離れし君ぞ
われを忘れし
ふと…私は思った…。
後数日で六月が終わる…。君はきっと、私なぞ疾うに忘れ、日々を忙しく過ごしているのだろう…と。
私のいない…新たな場所で…。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ