第4章
停止教室のヴァンパイア
第91話 トップ会談、始まります!
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いします!!ええ!平和が一番です!部長とエッチしたいです!!」
しばしの沈黙の後、イッセーは高々と叫ぶ。
「……アホ…。……なんつー場所でなんつー事言ってんだ、お前…」
「……サーゼクス様もおられるんだよ」
「あ…」
俺と木場の言葉で自分の発言のとんでもさに気付いた様だ。
「もう、あなたって人は…」
部長も頭を抱えて呆れていた。
「と、とにかく!俺の力はリアス様と仲間達の為にしか使いません!これは絶対です!」
声が裏返ったりしてはいたが、イッセーははっきりとそう告げる。
今のがこいつなりの和平に対する答えとアザゼルへの回答なんだろう。
「赤龍帝殿、私に話があると言っていましたね?」
「約束、覚えて下さってたんですか!」
「もちろん」
剣を受け取る時にそんな約束をしてたのか?
ま、なんとなく、こいつが何を聞こうとしているのか、大体察せるがな。
「……アーシアを、どうして追放したんですか?」
一瞬だけ間を置き、大天使相手にそう問い掛けた。
「ッ!?」
イッセーの問いを聞いて、アーシアが目を見開く。
やっぱり、その事だったか。
「あれほど神を信じていたアーシアを…
何故追放したんですか?」
その問いは本当に今更な物だが、アーシアの事誰よりも想っているイッセーにとってはどうしても聞きたかった事なんだろう。
「……神が消滅した後、システムだけが残りました。加護と慈悲と奇跡を司る力と言い換えても良いでしょう。今、私を中心にかろうじて機動させている状態です。故に、システムに悪影響を及ぼす者は遠ざける必要がありました」
大天使ミカエルは真摯にそう答える。
「アーシアが悪魔や堕天使も回復出来る力を持っていたからですか?」
イッセーの指摘に頷き、大天使ミカエルは続ける。
「……信者の信仰は我ら天界に住まう者の源。信仰に悪影響を与える要素は極力排除しなければシステムの維持が出来ません」
「だから、予期せず神の不在を知る者も排除の必要があったのですね…?」
大天使ミカエルの言葉を聞き、ゼノヴィアが前に出て、そう言う。
「……その為、貴女もアーシア・アルジェントも異端とするしかありませんでした。……申し訳ありません…」
天使の長である大天使ミカエルがアーシアとゼノヴィアに頭を下げる。
「どうか頭をお上げください、ミカエル様。長年教会に育てられた身、多少の後悔もありましたが、今は悪魔としてのこの生活に満足しております」
微笑みながらそう告げるゼノヴィア。
その言葉に俺を含めたオカ研のみんなが微笑む。
「……他の信徒に申し訳ありませんが…」
……今のセリフ、特に驚愕の表情でゼノヴィアを見ていたイリナに向けた物だろう。
「私も今、幸せだと感じております。大切な人達がたくさん出来ました」
アーシアも前に出て、ゼノヴ
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