第四十六話
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たちはまた転生するのだろう。
今度は過去、古代ベルカ時代。それも次は王族として。
となると、今俺が知った事実をこの先日記と言う形で書き残し、俺たちに届くのだろう…が、しかし。
それだとループだ。
一番最初が抜けている。
一体誰がこの方法を考え、残したのか。
とは言えコレも考えても答えが出ない類のものだ。
俺は考えるのを止めた。
「え?じゃあ、お兄ちゃんもソラちゃんも竜王の血が流れているの?」
「え?うん…そうだね」
と言うかたぶん本人です。
「とりあえず、リオには力の使い方を教えた方がいいかな?どう思うソラ。知らない方がいいと思うかな」
「もう使えているんだから、簡単にでも何が出来て、何をしてはいけないかは教えた方がいいと思う…制御できなければ今回みたいに意志とは別に発動してしまうかもしれないしね」
確かにそれは危険か。
マイノリティは受け入れられ辛い。
ミッドチルダは比較的にレアスキルと言う枠の認知度が高いからまだ大丈夫だろうか?
「…ソラの言うとおり、制御は覚えていた方がよさそうだ」
「?」
自分の事を、自分の意思の存在しない所で決定された事を理解できていないリオが不思議そうな顔をしていた。
さて、取り合えずリオの事はひと段落させて、一息ついてから話はもどって、これからの事だ。
「どうするの?拠点をマサドラに移したほうがスペルカードの入荷の確認が楽じゃないかな?」
と、俺に同行してグリード・アイランドを駆け巡っているなのはの意見。
「確かに、それはそうなんだけどね。逆にスペルカードの有用性からマサドラは人が絶えない。他のプレイヤーとの接触の場も多い…それ故カードのトレーディングの場としても機能しているが…やはりマサドラに移るのはリスクが大きい。リオを帰してからかな」
まあ、リオを帰したらそれこそ定住なんてせずに駆けずり回らなくてはならなくなるが。
そういった方向で話が纏まり、俺たちはまたカードを集める日々が続いた。
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