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BloodTeaHOUSE
吸血鬼でも武器を使う
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と仲良くするとよく怒る。普段から飛白にからかわれてよく怒ってるから
ずいぶん慣れたけど、最初は少し怖かった。
でも、私を心配して怒ってるんだから、ちゃんと反省しないといけないのかも。

「弾は入ってないから大丈夫だよ」

なんて言いながらカチンカチンと指一本で楽々と引き金を引く。
その度に撃鉄が軽々と動く。握力(?)がすごく強いんだ。

「引き金引くだけで撃鉄が動くんだね」
「オートマチックリボルバーはそういう機構だからね」

転がってる弾をつまみ上げてみる。見た目どおりズシッと重い。
こんなの当たったら体が吹き飛びそう……
ひのふのみの・・・全部で6個、両手で掬うように持ち上げたら銃と同じくらい重い。

「危ないから触るなって!」

珍しいからじっと見てたら、裏子に取り上げられてしまった。
だって、本物の拳銃の弾なんて、そうそう見られるものじゃないんだもん・・・・

「弾だけだったらどこにも飛ばないから危なくないよ〜」
「コイツのものだってだけで十分危険だ!”変態”が感染ったらどうするんだっ!!」

ビシッと飛白を指さしてそう言い切る。裏子は飛白に対してやたら手厳しいなぁ・・・
やっぱり、普段からかわれてばっかりいるからかな?

「まあ、普通の女の子が喜んで触るようなもんやないわな」

んごーまでぇ〜…だって拳銃って、かっこいいんだもん。
危ないのはわかるけど、ちょっとくらいいいじゃない〜・・・
私がむってしてる横で、飛白は手馴れた手つきでシリンダーに弾を込め直している。

「珍しいのはわかるけど、香澄ちゃんには必要ないからね」

くしゃっと頭を撫でられて言い聞かせられてしまうと、聞き分けない顔できなくて
「うん…」と頷いた。持ち主が言うんじゃしょうがないよね・・・


そんな話をしてたらドアが開いたので、お客様かな?と思って振り向いたら、
目!目がいっぱい!!目のお化け!!

「おっす、百目木。いつものやつでいいか?」
「ギチギチ…」

目がいっぱいの、枯れ木みたいなお客様に驚きすぎて固まっていると、

「香澄ちゃん、見すぎだよ」ハッ

飛白にたしなめられて我に帰った。
ガサガサと音をってて移動するドウメキは気になるけど、
姿勢を元に戻して、一応言い訳してみる。

「い、いろんなお客さんが来るのね〜」エヘヘ〜
「まぁ、彼は人間から見ると、とても不思議に見えるというのは理解できるけど。
 お得意さんだし、いい人だよ。なんせ裏子ちゃんの闇鍋を頼む貴重なお客さんだからね」

や、闇鍋!?名前からして危険な感じしかしないんだけど!!
闇の中で作るから闇鍋なの? そ、それとも出来上がった料理そのものが闇なの!?

「おまたせー♪裏子特製の闇鍋
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