神の宴
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確か、オラリオ唯一のLv7、【猛者】オッタルはそこのファミリアだったはずだ。
「お主らが来る前に、こっちに挨拶しに来おったからのお。軽くじゃが、喋った」
「何を話したのかしら?」
「いや、単なる世間話じゃ。こっちが拍子抜けしたわい」
そう言うと、イルマタルは給仕にワインのおかわりを要求する。
「他にもテュールとかもおったしの。そんでほれ、あっちみてみ」
テュールにはイズンと会う前に会ったよ、と心のなかで思いつつ、クイッと親指で自身の背後を示すイルマタルにつられて、僕とイズンとウィザルの三人はその方向へと目を向けた。
「(さっ! さっ! さっ!)」
見ると、そこには背を低くしながら、料理をタッパーに詰めていく黒髪ツインテールの幼女神
「……ヘスティアだね」
「そうね」
「……うむ」
去年まで全く見なかった知り合いの神の哀れな姿を見て僕は呟いた。
……ていうか、それはどうかと思うよ?
「風の噂やけど、あれもようやくファミリア作ったらしいぞ。まだ、構成員は一人って聞いとるけどな」
「まぁ、作ってなかったらこんなところ来ないだろうしね」
僕らの他の神も、ヘスティアに気付いたようで、『ロリ神来てるぞ』とか『生きてたのか』とかの言葉がかわされている。
「本日はよく集まってくれたみなの者! 俺がガネーシャである! 今日の宴もこれほどの同郷者に出席して頂きガネーシャ超感激! 愛してるぞお前達! さて積もる話はあるが、今年も例年通り三日後にはフィリア祭を開催するにあたり、みなの【ファミリア】にはどうかご協力をお願いしたくーー」
バカデカイ肉声で前にたつ象の仮面をつけた【ガネーシャ・ファミリア】主神、ガネーシャの言葉を聞き流しながら、食事と話を同時に続ける。
親交のあるファミリアはまだまだあるが、特に仲のよいのがこの三人のファミリアだ。
僕のところと同じ探索系のファミリアであるイルマタルやウィザルとはたまにであるが遠征を行っていたりする。
イズンのところの団長も、時おりパディと二人でダンジョンき潜っているという話も聞いている。
「ああ。いい忘れとった。バルドル、またカーマの奴がいろいろ言うておったぞ」
「またなのか」
うむ、と面白そうに頷くイルマタルには、他人事だと思ってぇ!と叫びたくなる。が、実際他人事である。
【カーマ・ファミリア】主神、カーマは何故か僕に因縁をつけてくる相手だ。
はっきりと言っておくが、僕はなにもしていない。
しなさすぎて怖いくらいだ。
この前、他の神に、こっそりと理由を聞いたときには呆れ返ったものだ。
曰く、男神のくせに自身よりも人気
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