ファイアボールと連隊長
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
かさずホルスターから一丁の海銃を取り出しダイヤルを回した。
バァン キィィィィン
すると、海銃から水の鎖を発射する。
「鎖っ!!」
鎖は見事飛行船に命中した。タクヤは鎖を海銃から引きはがし両手で引っ張る。
「ぐぐぐぐぐ…。」
「奴を取り押さえろ!!!」
王国軍はタクヤを取り押さえようと迫ってくる。
「妖精の尻尾を…なめんじゃねぇぇぇ!!!!!」
グゥゥン
飛行船はタクヤに引っ張られ徐々に地上に落ちてきた。
「おらぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ドゴォン
一気に力を入れ飛行船を地上に落とした。
「な、何者だ!!?奴は…。」
「ハァハァ…ハァ…。」
「すげぇぞ!!!タクヤ!!!」
「お兄ちゃん!!!!」
ナツとウェンディも取り押さえていた王国軍を薙ぎ払いタクヤの元に向かった。
「ハァハァ…へへっ。どうだ!!妖精の尻尾をなめ…、」
バァン
「「!!!!」」
一つの銃声が空に響いた。
「な…。」
バタ
タクヤはそのまま地面に倒れた。
「「タクヤぁぁ!!!!」」
「お兄ちゃぁぁぁん!!!!」
倒れたタクヤを王国軍が取り囲む。
「な、なんだ…。体が…動かねぇ…!!!」
「タクヤ!!無事なんですか!!?」
「だ、大丈夫っぽい…。」
すると飛行船から声が聞こえてきた。
《そいつらを飛行船に乗せろ。》
「そういう事だ!!!おとなしくしろ。」
「くっ。」
その時だった。
ヴォォン オオオオン
「「!?」」
遠くから何かがこちらに向かってきている。
ヴォォン ヴォン
次第に音が近づいてくる。
「な、何だ!!?」
ドガガガガ
そこに現れたのは妖精の尻尾の紋章が彫られた魔導四輪だった。
キキキキ
魔導四輪はいきよいドリフトを決め、その勢いで王国軍を追い払う。
「魔導四輪!?」
「妖精の尻尾の紋章だ!!!」
「ルーシィから聞いてきた。早く乗りな!!!」
中の運転手がナツたちを呼ぶ。
「でも、まだお兄ちゃんが…!!!!」
「あぁ?」
そうしている間に動けないタクヤは王国軍に抱えられ飛行船の中へと消えていった。
「お兄ちゃん!!!!」
「タクヤ!!!!」
「おい!!王国軍が迫ってるぞ!!!一旦引くんだ!!!」
確かに、王国軍が態勢を立て直し迎撃に加わろうとしている。
「タクヤを置いていけるか!!!」
「ならなおさら引け!!!お前たちも捕まったら誰がアイツを助けるんだ!!!!」
「「!!!」」
ナツたちは飛行船に目をやるがすぐにそらし魔道四輪へと走る。
「くそォオオオオオオーーッ!!!!」
魔道四輪の中に乗り込んだのを確認するとアクセルを強く踏んだ。
「GO!!!!FIRE!!!!」
魔道
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ