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妖精の義兄妹の絆
ファイアボールと連隊長
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ぁ見てなさい!!!」

ダッ

ルーシィは王国軍に向かって飛び出す。突然の突撃に王国軍も一瞬スキを作ってしまった。
「開け!!獅子宮の扉…ロキ!!!!」


ボォォン

ルーシィがいきよいよく鍵を振りかざし現れたのはロキ…






「申し訳ございません。姫。」
ではなく、処女宮のバルゴだった。
「…ってあれーー!?」
「バルゴだ。」
「ちょっとどういう事!!?」
何が起こっているのか分からずバルゴに事情の説明を求めた。
「お兄ちゃんはデート中ですので今は召喚できません。」
「お、お兄ちゃん!!?」
「おまえら兄妹だったのか。」
「いえ、以前そのように呼んでほしいとレオ様より。」
「バッカじゃないのアイツ!!!!」
そんな事をしている間に王国軍は態勢を立て直し向かってきた。
「どうしよう!?あたしの計算じゃロキなら全員やっつけられるかもって…。」
「姫…僭越ながら私も本気を出せば…







踊ったりもできます。」
「帰れ!!!」
ルーシィは踊っていたバルゴを強制閉門した。瞬く間に絶体絶命のピンチに陥った。

オオオオ

なおも王国軍はタクヤたちに迫ってくる。
「ルーシィ、アクエリアス!!」
「ここ…水ないし。」
「タウロス!!」
「今は無理…。あーんどうしよー。」
結局魔法が使えてもルーシィはいつものルーシィだった。
「だったらやるしかねぇな!!」
「こっちのルールでよ!!」
「もう使い方は大丈夫です。」
タクヤとナツ、ウェンディはエドラス魔法で王国軍を迎え撃つ。
「いくぞ!!」
「はいっ!!!」







バッコォーン

「あれーー!!!?」
「いーやぁー!!!!」
ナツとウェンディはあっという間に王国軍にやられてしまった。
「えぇっ!!!?弱っ!!!?」
タクヤはなんとか王国軍に迎え撃ちながら吹き飛ばされるナツとウェンディに叫んだ。
「ナツとウェンディがぜんぜんダメだぁ!!!ルーシィよりはマシだけど。」
「ごめんなさーい。」
「オラぁぁぁ!!!」

バン バン バァン

タクヤは王国軍と距離を取りつつ海銃で応戦するが数が多過ぎるため徐々に追い詰められていく。
「マズイわ!!飛行船が。」
「「!!」」
飛行船がみるみる浮き上がっていく。
「あれに乗らなきゃ間に合わないのに…。」
「いや、まだだ!!!!」
「「!!」」
タクヤは一旦海銃をホルスターにしまい飛行船めがけて走り出した。
その行く手を王国軍がバリケードを作り遮る。だが、タクヤは止まらなかった。
「うおぉぉぉぉぁらぁぁっ!!!!」
タクヤはいきよいよく飛んだ。王国軍の頭を踏み台にしてバリケードを突破する。

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