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詩集「棘」
想うことの儚さを

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人の愛とは生まれた時から
どこか絡まってしまっているの
それを誰かがフツリと切ってしまう…

努力して結ばれる人もいれば
自然に惹かれる人もいるでしょ
それでも片方の糸の先には
繋がらない人もいるのです…

想うことの儚さを
僕は誰に伝えればいい?
いずれ終りが来ると云う
それを待つしかないのでしょうか?


君を想って目を覚ます時は
淋しさだけが僕を包み込み
愛されたいと切に願ってしまう…

哀しみだけを紡ぐ時もあれば
ふいに軽くなる時もあるでしょ?
それでも想うことの重さには
ランクなんてつけられないのです…

想うことの儚さを
人は知って生きているのです
いつか君に告げられたなら
その時が別れとなるのでしょうか?

君がとても恋しくて…愛しくて…
伝えられないこの想い…
このもどかしさに…狂える…

想うことの儚さを
僕は誰に伝えればいい?
いずれ終りが来ると云う
それを待つしかないのでしょうか?




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