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ガールズ&パンツァー theオリジナル
第2話
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エルビィン『アレ、茅都川が撤退を始めたぞ。どうしたんだ?』
エルビィンは疑問を抱いた。茅都川の戦車が撤退を始めたからだ。みほ達も首をかしげたその瞬間…、

≪ゴゴゴゴゴゴ……??≫
茅都川が撤退を始めた理由はすぐさま判明した。マウスが出て来たからだ。
≪ドーン??≫
マウスの攻撃で、茅都川の三式が3輌、四式が6輌が撃破。これにより、茅都川の体勢が崩れ、黒森峰が推し始めた。
沙織『練習試合だからってマウスを投入するなんて反則じゃない??』
優花理『嫌、そうとも言えないんですよ。』
沙織『えっ、それは一体……』
≪ドーン??≫
沙織が言い掛けた瞬間、一発の砲撃が、マウスの湾曲した砲塔正面で跳ね返り、車体上面に命中して大爆発。これによりマウスは走行不能となった。
『『『『『??』』』』』
これを見た一同は驚きを隠せなくなった。

幾らショットトラップを狙った射撃を行ったとしても、マウスの車体上面の装甲は薄くて100mm。茅都川の保有する戦車に搭載されている長砲身75mm砲といえども貫徹は容易ではない。

75mm砲より強力な戦車砲を搭載した戦車による砲撃としか言えない。すると…、
≪キュルキュルキュルキュル……??≫
古雪 龍二が乗車する五式中戦車と自走砲ナト4輌、更にその後ろからマウス並に巨大な戦車が姿を現した。
実は龍二が悩んでいたのは、練習試合でこの戦車を出す事をだったのだ。
そど子『何なのこの大きな戦車、校則違反よ??』
みほ『??まさか、あの戦車って??』
そど子は動画越しに茅都川学園に抗議したが、みほはその姿を見るとその正体を悟った。
沙織『みぽりん、知っているの??』
沙織はみほに聞いた。
みほ『古雪流が保有する戦車で最も強力な攻撃力を持つ、重戦車オイ車??』
沙織『お医者?』
優花理『オイ車ですよ、沙織殿。それにしてもよく知ってますね、西住殿??』
みほ『小さい頃に、お兄ちゃんが稼働させている所を見た事があるから……。』
優花理『そうなんですか。』
みほの説明したオイ車に沙織は疑問に思ったが、優花理が言い直した。優花理はオイ車を知っているみほに感心したが、龍二が稼働させている所を見て知ったと聞いた優花理は納得した。

因みにオイ車とは、戦前の日本で試作された重戦車の事(100tと120又は140tの2種類が存在したが、今回は100tの方を採用)。

麻子『だが、過去に茅都川があんな戦車を投入した事は無い筈だぞ。』
みほ『麻子さんの言う通りです。技術力を優先する古雪流では、オイ車といった重戦車を使う事は理に反する行為なんです。
ですから茅都川は、今まであの戦車を、大会で使わなかったのです。』
麻子『そうなのか……。』
杏子『それならば、無理もないわね。』
麻子は
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