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赤い林檎
5部分:第五章
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であるらしい。それが言葉にもやはり怒りとなって出ていた。
 そうしてその怒りのまま。彼は言い続けるのだった。
「赤い林檎じゃないと林檎じゃないんだよ」
 言いながら音楽をかける。それは帰って来たその時に聴いたあの曲だった。赤い林檎の曲は今も彼の心にあるのだった。


赤い林檎   完


                2009・12・4

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