機動戦士ガンダムSEED編
番外編 第2話 クルーゼ隊の三人のその後U
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まった」
「……!」
「俺がお前をそんな風にしちまったんだ。……そんな奴が何を言ってるんだって思うかもしれないけど、お前が目を覚ましてくれて、ホントに嬉しかったんだ。だからよ、せめて怪我が治るまでの間は無茶はしないでほしいんだ」
「………」
…医務室の中をしばらくの間静寂が支配した。その間、誰も口を開こうとはしなかった。
だか、その時間も終わりを迎える。イザークは舌打ちをしながらこう呟いたのだ。
「……わかった。今回の出撃はやめておく。ただし!俺が戦場に戻るまでにお前達が無様な戦いぶりをしているようなら、ただじゃおかんぞ!!!」
「イザーク……!」
「わかったならさっさとここから出ろ!…俺は寝る!」
「行きましょう、ディアッカ」
「…ああ」
イザークは出撃を取りやめてくれた。ディアッカとニコルは肩の荷が下りる気分だった。少なくともこれでイザークがこの作戦で死ぬ可能性は無くなったと言ってもいいだろう。
そして二人は去り際、イザークのこんな声を聞いた。
「…ああ、これは独り言だがな。ディアッカ、俺はあの時の事は全く気にしておらん……」
「!」
「(……良かったですね。ディアッカ)」
こうして、二人は医務室を後にした。これより24時間後、この二人は第八艦隊との戦闘に臨む事になる。
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