機動戦士ガンダムSEED編
番外編 第2話 クルーゼ隊の三人のその後U
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はしたくない。だけど、このまま作戦に望んであのジンと戦う事になったら今のディアッカでは無事では済まない。だから…!)」
そんな時、医務室の扉が開かれ中からイザークの主治医が出てきた。
「ニコル君、それにディアッカ君も……」
「先生!イザークが出撃しようとしてるって本当かよ!!?」
「あっ、ああ…。私も止めようとしたが全く聞く耳持たずでね」
「…!」
「ディアッカ!!」
「ちょ、ディアッカ君!!」
ディアッカは主治医の言葉を聞くなり主治医を押しのけ、強引に医務室へと入っていった。
「イザーク、何考えてんだお前!?」
「ディアッカ……!?」
イザークは突然医務室に入ってきたディアッカに驚いた。だか、何の用で自分の前に現れたかイザークはすぐに見当がついた。
「…お前も俺の出撃に反対しに来たのか」
「ああ。…その怪我で出撃なんて無理だろ。何だってそんな……」
「決まっている、奴に俺をコケにした事を後悔させる為だ!このような傷如きで諦める訳が…」
「そのジンが、クルーゼ隊長を退けたとしてもですか?」
「ニコル…!」
イザークはディアッカと同様に突然のニコルの登場に驚くが、それ以上に聞き捨てならない内容をニコルが話したことに食いついた。
「クルーゼ隊長をあのジンが退けた?どういう事だそれは!!」
「そのままの意味だよ。その場にいたアスランの証言なんだ。間違いねぇよ」
「アスランの…?だが、ますます訳が分からんぞ!何故そうなったか話せ!!」
「ええ。ちゃんと話します………」
その後、イザークはニコルとディアッカから話された内容に驚愕の表情を浮かべた。ラクス・クラインが足付きに人質にとられ、数時間後にストライクに返還されたが、クルーゼがその隙を突きストライクを撃破しようとしたところ例のジンがその場に乱入。クルーゼのシグーと戦闘に突入し手傷を負わせてほぼ五体満足の状態でクルーゼを退けたという事実に。
「そんな相手に、重傷を負った状態で挑むなんて自殺行為に等しいですよ」
「だが……俺は!!」
しかし、それを聞いてもイザークは尚も出撃の姿勢を止めない。自分の思っていたよりも恐ろしい強敵だというのは頭では理解した。だが、このまま負けたままで終わるのはイザークにはとてもではないが耐えられるものではない事だった。
だが、尚も出撃の意志は取り消さないとニコルに言おうとしたその時、ディアッカが唐突にこう言い放った。
「俺は…お前に死んでほしくない」
イザークにとってそれは侮辱に等しい言葉だった。こいつは俺が今度こそジンに敗れ、死ぬ事になるとでもいうのかと。
「ディアッカ!貴様、俺が死ぬとでも言いたいのか!!!」
「俺は………お前を撃っち
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