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機動戦士ガンダムSEED編
番外編 第2話 クルーゼ隊の三人のその後U
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ザークならディアッカの事を責めたりしませんよ。彼のことだから何だかんだ言っても許してくれる筈です」
「………」
「ですから…」
「…今更どんな顔して会いにいけってんだよ」
「……」
「あいつを撃ったのは俺だ。例えあいつが許してくれたとしても、その事実は変わんねぇんだ。それなのに……」

 ディアッカの心には未だに自分の手でイザークを撃ってしまったことが深く根を下ろしていた。自分にはイザークに会う資格などないのだと。だからだろうか、扉の前まで来ておいてその先へ行くことができない。
 
「(ディアッカはまだ自分を許す事ができないでいる。でも、先生に頼まれたイザークの説得は僕一人では無理だ。…できればこんなやり方はしたくはないけど仕方ない………)」

 ニコルはここに来る前、イザークの担当医からある頼み事をされていた。

「イザーク君が例のジンにリベンジすると言ってきかない。イザーク君の傷はまだ安静にしていなければならない程酷いものなので二人には説得を頼みたい」

と、そう通信で言われたのだ。しかし、ニコルはディアッカがいなければ説得は無理だと考えている。イザークは一度やると決めた事は誰に何を言われようとも実行しようとする所がある。それも自分のプライドに関わる事には特にだ。そんな状態のイザークは自分が何を言っても聞く耳をもたないだろう。
 だが、そんな彼でもディアッカのいうことならば聞く可能性がある。ディアッカとイザークは士官学校から仲がいい。親友同士といってもいい位に。それなのにそのディアッカが説得に参加してくれなければとてもではないがイザークを止められる自信がない。
 ニコルは説得に参加してもらう為その迷いを払拭させようとディアッカに語り掛けた。

「そうやって逃げるんですか」
「!」
「怖いんでしょう、イザークに拒絶されるのが。だからここまで来ておきながら理由をつけて逃げようとしている」
「ち、違う!俺はそんな…」
「同じ事ですよ。あの時の事に罪悪感を感じているのなら、尚更イザークに会うべきです!今のあなたはやるべきことから逃げているだけですよ!!」
「やるべき…こと……」

 ディアッカはニコルの今の自分の状態を述べた言葉を聞いて確かにそうだと思った。自分はこいつが言っているように逃げていたのだと。イザークに対しての負い目もあるが何より、ただただ本人に直接拒絶される。それに、とてつもない恐怖を覚えていたんだとこの時ディアッカは感じた。

「それに、先生に聞いた話によるとイザークは次の作戦で出撃しようとしているみたいです」
「なっ…!それ本当かよ!?」
「はい。それもまだ安静にしておかなければいけないようですが、今出撃すれば命の危険もあると」
「そんな…! ……イザークの奴!」
「(こんなやり方
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