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魔法少女リリカルなのは strikers〜銀拳の魔導師〜
第四話
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……」
駿樹は今日の訓練で特に多く見られたミスやチームや個人としての欠点など基本的な部分を挙げていった
「まぁ……今の所、俺が言えるのはこれくらいだ」
「「「「ありがとうございます!」」」」
(そんなに大したことは言って無いんだがな…………)
〈マスターにとっては大したことで無くても、この子達にとっては大したことあるかもしれませんよ?〉
(そうゆうもんかな?)
その後、昼食を終えた五人は午後の訓練へと赴くのであった
〜機動六課 訓練スペース〜
腹ごしらえも済んだところで午後の訓練が始まった。俺は午前中と同じ様に高町一尉やフィニーノと一緒にビルの上から訓練の様子を見ている。訓練内容は午前と少し変わって逃走するガジェットを追撃するのではなく、攻撃してくるガジェット撃墜すると言う内容だ
「拙い連携だが、結構うまくやるもんだな……」
「危なっかしくてドキドキだけどねぇ…………シャーリー、午後の分のデータも宜しくね」
「任せて下さい!四機ともいい子に仕上げて見せますよー!」
「仕上げる?…………何の話だフィニーノ?」
「あぁ……檜森さんにはまだ言って無かったけど。フォワードの皆には近いうちに新デバイスを渡す予定なんだ」
そいつはなんとも気前のいい話だな……
「……と言ってもエリオやキャロはデバイスに制限を掛けて最低限の機能と基礎フレームだけの状態で使っているだけで。本当に一からデバイスを新調するのはスバルとティアナの二人だけです」
そう言いながら、フィニーノは嬉々としてデータ収集に勤しんでいる。根っからの仕事人間なんだろう
な……
「…………やっぱり、苦戦してますね……」
「そうだね、午前中の訓練で何とか"AMF"の効果範囲を掴めるようになったのは良いけど。まだ、実際の戦闘でそこまで気を配る余裕は無いみたいだね」
AMF……"アンチ・マギリンク・フィールド"と呼ばれる魔力結合を阻害するフィールドの略称で。今回の敵、ガジェット・ドローンに標準的に備わっている機能だ。魔導士は攻撃するにも防御するにも移動するにも魔力を使うそれを邪魔されるってんだからたまったもんじゃない。具体的な解決方法は3つ、1つ目は午前中の訓練でランスターがやったような多重弾殻射撃……しかしこれはAAランク魔導士のスキルなのであまり現実的ではない。2つ目は魔力変換による攻撃、炎や電気に変換された魔力はAMF効果範囲外なので少量の魔力でも十分な威力が期待できる。しかしこれも1つ目同様できる人が限られている。3つ目は魔力を高密度に圧縮させること、AMFの範囲内で分解しきれないように魔力を一点に凝縮する方法だ。これは他の2つと違って高度な技術は必要ではないが、圧縮に時間が掛かる
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