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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
吊り橋効果?
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。そのままそこに入っていって服を脱ぎ、全て倉庫にしまって和服だけあとで着やすい場所において中に入っていく。
入り口を開き、自分に向けて流れてきた熱気と湯気に首を傾げる。扉が開かれたことで湯気は流れていき、クリアに近づいた視界には・・・
「カズキ・・・?」
「・・・あれ?」
コミュニティ“ウィル・オ・ウィスプ”のリーダー。ウィラ・ザ・イグニファトゥスがいた。全裸で。マッパで。生まれたままの姿で。
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
お互いに何も言えない沈黙の時間。一輝は状況の理解、そしてどうするのが正しいのかの判断。ウィラは現状の判断にそれぞれ脳をフル活動させて・・・
「・・・・・・・・・えっと」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ」
ウィラが声を漏らした瞬間。そこから一つ置いて。そしてもう一つ置いてから。
「あ、すまん!すぐに出てく!」
わざと
(
・・・
)
声を張り上げてそう言い、体の一部を反応
させて
(
・・・
)
、顔を少し湯気とは関係なく赤く
して
(
・・
)
。そうして勢いよく振り返ってそこを出ていこうとするも。
「あ、待ってカズキ」
そこを、ウィラに呼び止められて止まることになる。
「えっと、私悪魔だし、人間と少し文化が違うからそこまで気にしないんだけど・・・」
「・・・そういうもんなのか?」
「うん、そういうもの。と言ってもさすがにマクスウェルみたいに見てこられたら無理だけど・・・」
それはそうだろう。あの変態が相手では会話をすることすら嫌がるものが多いはず。しかもウィラは直接の被害者なのだから。
「それに・・・今、分かった。ヤシロが何を言いたかったのか」
「・・・ヤシロが?」
「うん、ヤシロ。・・・少し、話そう?」
「ここで、それも年頃の男に対してこの状況で、ってのはさすがに問題だろ」
「ううん、問題ない。だって・・・カズキ、一切
興奮してないんだから
(
・・・・・・・・・・
)
」
ピタリ、と。
その瞬間に、一輝は完全に固まった。それはもう、何の疑いようもないほどに。そして、その表情は驚愕の一言に染まっている。
「それでも今の反応があったおかげで、たぶん理解できた。カズキの感情がどうなってるのか」
「・・・そうか」
ウィラのその一言で、さすがに一輝は観念した。
先ほど彼が意識的に出したすべての反応を取りやめ、一種のマナーとしての意味だけを込めてタオルを腰に巻いてからウィラの元まで歩いて浴槽に入る。どうやら国柄なんて気にもしないでウィル・オ・ウィスプには風呂があるようだ。
「はぁ・・・ったく、まさかばれるとは思ってなかった」
「うん、私もヤシロからヒントをもらってなかったら分からなかったと思う」
「それで
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