49グレモリー城
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グレイフィアさんが会釈をして、私たちを促してくれる。お客さまってのはヤマト達のことだとおもう。
「さあ、行くわよ」
リアスがさんカーペットの上に歩き出そうとしたときだった。メイドの列から小さな人影が飛び出し、リアスさんのほうへ駆け込んでいく。
「リアスお姉さま! おかえりなさい!」
紅髪のかわいらしい少年がリアスさんに抱きついていた。
「ミリキャス! ただいま。大きくなったわね」
リアスさんもその少年を愛おしそうに抱きしめていた。
「あ、あの、リアスさん。その子は?」
祭が訊くと、リアスさんはその少年を改めて紹介してくれる。
「この子はミリキャス・グレモリー。お兄さま――サーゼクス・ルシファーさまの子供なの。私の甥ということになるわね」
そう言われると面影がある……向こうではあう機会がなかった。
「ほら、ミリキャス。あいさつして。この子たちは私の新しい眷属と第四勢力よ」
「はい。ミリキャス・グレモリーです。初めまして」
「僕はヤマト。第四勢力のリーダーです。」
いちおう、ヤマトの方がえらいんだよ?
「あと、ちなみに魔王の名は継承した本人しか名乗れないから、この子はお兄さまの子でもグレモリー家なの。私の次の当主候補でもあるわ」
説明を終えるとリアスさんはミリキャスと手を繋いで門のほうへ進みだした。
続く
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