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リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
三十五話、黒猫の男と激突2
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「な、なにしてんの!? あいつ」

私達が×たまに対処してると、突然音がしたからその方向見たらイクトがぶっ飛んでいた……って嘘!!?

「ちょっ、イクト大丈夫なの!? なんか凄い勢いで飛んだんだけど!?」

「あむちー、そんなこと言う暇ないよ!!?」

そう言いながらも×たま達から発せられた黒い衝撃波をかわすやや

……いや、てか何でややそんなにかわすの上手いの!!? ×たまの保護とかで知ってたけど、異常だし!!!!

てかなでしこも可笑しいよね!!? "飛ぶ斬撃"ってアニメとか漫画の技でしょ!!? さっきも黒い衝撃波斬っちゃうし!!!!!??

「あむ、やや、なでしこ、無事か?」

龍也がそう声をかける、ただ視線を向けずに

其にややとなでしこが頷く……

「!? あむちー、今だよ!!」

「へ? あ、うん!!」

見ると×たまが丁度一纏めになってる

これならいける!!

「ネガティブハートに……ロックオン!!!!!」

〜あむ視点終わり〜

●○●○

「樹竜の操木(くりき)、"クレマチス(つる性植物の1つ)"」シュルルッ……ガシッ!!

龍也はぶっ飛んだイクトを手から蔓状の魔力を出して縛り上げる

「さて、後は話を聞くだけだな……!?」(ゾクッ!!)

そう言いながらイクトに向かって歩く龍也だが突然感じた殺気にその方向を見ると同時に愕然とする

当たり前である、黒と紫の蝶が大量に飛んで来ていたのだから

「(ヤバッ!? )天撃の"  "!!!!」

天撃を発動すると同時に蝶が全て爆発し、龍也は其に飲み込まれた
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