暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈下〉
九校戦六日目(1)×試合前の全席満員御礼と第三高校から宣戦布告
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
子スピード・シューティングで準優勝をした奴で、名無しと戦ったが実力不足で呆気なく負けてしまった。一条も新人男子ピラーズ・ブレイクの優勝候補筆頭ではあるが、各校のエース級を投入してくるモノリス・コードにエントリーしてくるのは、言われるまでも無く予想内だった。ちなみに名無しは三種目も出ているので、これ以上は出れないような形となっているが、未来予知としては俺も出る可能性が出てくる訳だ。

「君と名無しさんはどうなんですか?」

「そっちは担当しないし、名無しは三種目出るのだから出場しないだろう」

問い返してやりたいが、生憎時間もないので丁寧かつ同じ様な抽象的な答えを返した。

「そうですか・・・・残念です。いずれ、君の選手と戦ってみたいですね。名無しさんも出ないという事は、勝つのは僕達となりますが」

一瞬だが喧嘩売ってるのか?と思ったが、この二人は喧嘩を売ってきたのだと思い直した。

「時間を取らせたな。次の機会を楽しみにしている・・・・それとピラーズ・ブレイクは俺が勝つと伝えておいてほしいね」

俺が応えを返す前に、一条がそう告げてから吉祥寺と共に横を通り過ぎようとしていた。なので俺もこう言っといた。

「次の機会なんて言うのは、戦場で言うならお前は死んでいるぞ?」

そう言ってやったので、一条ら二人は振り返ったが既に俺の姿はどこにもなかった。空間切断でセリフを言った直後、深雪がいる控え室に来たのだからな。深雪は更衣室で着替えていたし、名無し=分身体の俺は今回使うのも滅だなと思ったら着替え終わった深雪が来た。

「結局の所、彼らは何しに来たのですか?」

「威力偵察か宣戦布告でも言いに来たんじゃないか?ま、意味はないけどね」

着替え終わった深雪に、既に準備を済ませた分身体がデバイスを深雪に渡した。そんで深雪は感触を確かめていたが、俺に言った。

「まあ確かにお兄様は選手兼エンジニアですから、こちらにいらっしゃる名無し様もお兄様ですから」

「確かに。それにあの二人は魔法科高校の枠を超えて、魔法師の世界に評価を確立させた二人だからな。俺を敵視するのも分からなくはないが、使っている魔法も現代や古式とも違う」

あちらは佐渡侵攻事件に際し、当時弱冠十三歳で義勇兵として戦列に加わり、父の一条剛毅と共に数多くの敵を屠った経験を持つ一条将輝。弱冠十三歳で仮説上の存在だった『基本コード』の一つである『加重系統プラスコード』を発見した天才である。が、二人の人生はたったの十何年程度でこちらは見た目高校生で中身は神様で数千年から数万年生きてきた。人生の先輩はこちらだが、それを知られるのはまだ早いので俺の歳を知っているのは限定されている。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ