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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
心の温度
第17話
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一旦、ふもとの村に戻る様にメールしておいた。』
リズベッド『そう、良かった。』
サチが無事だと聞いて、リズベッドは安堵した。
ーーーーーーーーーー
一方のサチは、キリトのメールの内容を確認すると、下山してふもとの村に急いだ。
サチ『キリト、大丈夫かなぁ。』
サチはこう呟いた。
サチは、キリトが鈍感な事は既に知っている。
その上でサチは、キリトを心配しているのだ。
ーーーーーーーーーー
では、そんなキリトの方はというと…、
キリト『ほい、<ハイ・ポーション>だ。飲んどけよ。』
キリトはリズベッドに<ハイ・ポーション>を渡した。
リズベッド『ありがとう。』
リズベッドは<ハイ・ポーション>を受け取ると、すぐさまそれを口にした。数分後、2人のHPは満タンとなり、落ち着いた2人は、穴から脱出しようと色々やってみた。
まず転移結晶で転移しようとしたが、その穴は[転移無効空間]であった為失敗。
今度は、キリトが壁を走って登ろうとしたが、途中で足元が滑った為、そのまま地面に転落、死にはしなかったが、キリトのHPが少し減った。
色々試しているウチにすっかり夜になってしまい、2人はその穴の中で一夜を明かすこととなった。サチの方は、村の宿で一泊することになった。
ーーーーーーーーーー
キリトとリズベッドは寝袋に入って、ランプに明かりを灯していた。
リズベッド『キリト。』
リズベッドはキリトを呼んだ。
キリト『どうした?』
キリトはリズベッドに聞いた。するとリズベッドは、自分の手をキリトに差し出した。
リズベッド『手を握って。』
キリト『解った。』
リズベッドは、手を握って欲しいと言った。キリトはそれに答え、リズベッドの手を握る。
リズベッド『温かい。』
リズベッドはこう呟いた。紛れも無い人の温かさだ。今まで人の温かさに飢えていたリズベッドにとって、最高の温かさだ。
データの中とはいえ、今まで感じることが出来なかった温かさだ。
そしてリズベッドは安心したのか、キリトと手を握った状態で、そのまま眠りについた。
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