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赤龍帝な日々 3
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に気づいたのは大戦期の終盤でな、オレは大戦期中盤から悪魔側として天使を削りに削り回っていた。それだけならまだマシだったのだろうがな。聖書の神がさらにオレに喧嘩を売ってきたから殺して、熾天使の大半を半殺しにした」

「お、おう。それでよく不平等条約とか結ばれずに、ああ、母さんが親父と一緒になったからか」

エルクが勘違いの結論を出して納得しているが逆だ。

「エルが自分を差し出してどうにかしてほしいと頼んだからだ。そこから力技で今の状態に持ち込んだ。調 子に乗った魔王が一人散った程度で済んで楽だったわ」

「親父、あんた鬼だな」

「失礼な。オレは紳士で通ってたんだぞ。龍の姿を封印してる時は」

売られた喧嘩は速攻で買うけどな。

「話を戻すが、そういった事情を話すかも自分で決めろ。どこまで話すのかも全部自分でだ。セリスも一緒だ。お前たちもそろそろ自分のことを決めるぐらいはしていかないとな。でかい失敗をすればケツぐらいは拭いてやる。力技になるから環境がガラッと変わる可能性が高いがな」

「そうならないように頑張ります」

「それじゃあ親父、ちょっくら報告に行ってくるわ」

「うむ、ついでに卵を 買ってこい。Lサイズの10個入りだ」

「そっちは私が行きますよ。私の方もグレモリーさんの方に説明に行ってきますから。彼女が駒王の管理をするそうなので」

「そうか。前任の悲劇は繰り返さないように念を押しておけ。でないとOHANASHIに行くぞと上に伝えろとも」

「?わかりました、伝えておきます」





結局、エルクは一月程かけて駒のリソースを大幅に上げることに成功してソーナ・シトリーの眷属になった。これで龍と天使のハーフで転生悪魔とかいうカオスな存在になったな。そして、主人であるソーナ・シトリーにちょうきょ、げふん、しつ、でもないな、そう、教育を施されて言葉遣 いと態度を直された。

まあ、あれは女性不信なエルクが身を守るために身につけたものだからな。女性の保護下にあるのなら必要ないな。根は素直な良い子だからな。

戦闘面での連携も問題ない。性格以外は母親と一緒だからな。精密操作と持久力ではエルをも上回る才能を持っている。まあ、経験の差で負けばかりだがな。伊達に大戦期を生き抜いてないから。

セリスの方は悪魔とは一定の距離感を保ちつつも、学園では普通に友人として接するようだ。まあ、どうせ龍の宿命に巻き込まれるだろうから、いずれは関係が変わるだろうけどな。

そろそろまた戦いに巻き込まれそうだな。他力本願龍が目覚めるのもそろそろだし身体を作っ ておくか。ああ、他力本願龍は神器、その中でも神をも殺せるほど強力で同時期に二つ以上の出現が見られない神滅具として何度も人に取り憑き、度々襲い掛か
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