生命を消す者
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うでなくっちゃ!」
「見てる分には楽しいですしね!!」
ウェンディとルーシィさん、リサーナさんと俺たちはそんな会話をしながらケンカの様子を見ている。
「ところでナツ」
「ん?」
マスターはケンカをしているナツさんを呼んだ。
「エドラスのワシは、どんなんじゃった?」
「エドラスのじっちゃん?」
「反対の感じじゃろ?気になるの〜」
あれ?エドラスのマスターなんか出てきたかな?全然記憶にないぞ?
「う〜ん・・・そういやぁ・・・」
ナツさんも頭を抱えてるなぁ・・・
「あ!待てよ・・・」
するとナツさんは何かを思い出したような顔をする。え?誰だ?
「お!そっか!!」
「ん?なんじゃ?」
「もしかしたら、王様やってっかもな」
王様・・・って!もしかしてファウスト!?言われてみれば、声が似てたような・・・
「じゃあ俺はどうよ。向こうの俺はどんなだった?)
続いてギルダーツさんが聞くけど・・・ギルダーツさんもいなかったような・・・
「いやぁ・・・ギルダーツは、名前も出なかったな・・・ひょっとしたら、カエルとか魚だったかもしれねぇ」
「ひでぇ!!」
さすがにそれはないんじゃ・・・いや・・・もしかしたら・・・いや、やっぱりないな。と、思いたい。
その後、ナツさんは再びケンカに参加して、みんなで大暴れしていた。
その日は騒ぎに騒ぎまくってしまい、俺たちはギルドで眠ってしまった。
次の日、ルーシィさんの頬が腫れてたけど・・・どうしたのかな?
その頃・・・第三者side
「けしからん!!なんじゃこの始末書の量は!!」
「これが全て一つのギルドが起こした問題だというのか!?」
「妖精の尻尾・・・先代からの頭痛の種だよ」
評議院では、現在、妖精の尻尾のあまりの行いの悪さに、会議が行われていた。
「それほど角を立てることでもなかろう。バラム同盟の六魔将軍を壊滅させた労はある」
一人の議員が妖精の尻尾を弁護するが・・・
「評議院が作戦を許可したという記録はないぞよ」
「地方ギルド連盟の独断で行われてますな」
「厳密に言えば、たとえ闇ギルドといえど、ギルド間抗争禁止条約に反しておるわい!」
「さらに、この件により、バラム同盟の正規ギルドへの報復もありえるぞ」
「いや・・・それはないな。奴等は同盟といっても単なる不可侵条約にすぎん」
オーグ老師の意見は、他の議員によって真っ向から否定されてしまう。
「それよりも、奴等はジェラールを“仲間”と言ったなどと
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