第四十四話
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ルなのにお腹が減るん?」
「お腹も減れば怪我もします。そして、死は現実での死です」
「……それは急がないとな。直ぐにでも行ってもらえるか?」
「構いませんが、幾つか必要なものが有ります」
この後は詳細を詰めるだけで短時間ですんだ。
用意してもらうものの中には水や食料、さらに重要な物としてマルチタップとメモリーカード。
あの世界の純正品は手に入らないかもしれないが、科学技術の発達が大きいこの世界なら直ぐにでも作り出せるだろう。
幸いにも数時間で全ての準備が整った。
それまでの間に家族会議が行われ、誰が行くのかを話し合わねばならなかった。
出来れば俺とソラの二人だけで行こうと話し合ったけれど、なのはとフェイトが頷かない。
帰る手段を入手しに行くのに待っているのは嫌だそうだ。
残った方が安全は確保されていると言い聞かせようとしたのだが、尚更二人だけでは行かせないとなのはが食い下がる。
フェイトも念の修行が出来るならば行きたいと言っている。
「連れて行こうよ。アオも残したら残したで心配でしょう?最悪、自分たちより強い敵に会ったら封時結界張ってしまえば完全に隔離できるだろうし、魔力素が無くても今の魔力で最低限は行使できるでしょ」
確かに封時結界ならば張った本人が許可しない限り非魔導師を弾く事は出来るだろうから、瞬時に安全を確保できるだろうけれど…
その隙も無く殺される危険性もあるのだが…
話し合った挙句、押し切られる形で皆で行く事になりました。
どんな事があろうとも彼女らは守らないとな。
そう決意した俺だった。
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